新年度になり、職場に社会人1・2年目のフレッシュな新人を迎えた人もいることでしょう。新人とうまく付き合っていくために、彼ら・彼女たちがどんな意識を持っているのか知っておきたいものです。

 ソニー生命保険株式会社は、この春就職する社会人1年生と、就職して1年経つ社会人2年生に対して、インターネットで意識調査を実施。20~29歳の男女500名、計1000名の集計結果を公開しました。その中から興味深い項目をピックアップしてご紹介します。

【仕事観】

★「仕事に満足している」社会人2年生は6割強

 「現在の仕事に対して、どの程度満足しているか」聞いたところ、「非常に満足している」16.8%、「どちらかといえば満足している」46.0%で、満足している派が62.8%となり、満足していない派37.2%を大きく上回りました。男女で比べると、女性の方が満足している人の割合が高い結果となりました。

 満足している理由は「やりがいのある仕事だから」「楽しく仕事ができている」など仕事の充実を挙げる人が多い一方で、満足していない理由としては「給料が安い」「勤務時間が長い」「人間関係がうまくいっていない」など、労働条件や人間関係に関する不満がみられました。

★「最初の会社で定年まで働きたい」社会人1年生は3割

 「最初に就職した会社でどのくらい働きたいか」聞いたところ、「定年まで働きたい」は社会人1年生で30.0%でしたが、2年生では14.4%に低下。「既に辞めたい」は1年生5.6%に対して、2年生21.4%という結果でした。実際に働いてみると疑問や悩みが出てきて、転職を考えるようになるのかもしれません。

★「仕事=お金を得る手段」が約半数

 「自身にとって仕事とは何か」と質問すると、「お金を得る手段」が49.0%で約半数。さらに「自己実現」「生きがい」「社会貢献」がそれぞれ15.0%ほどで続きました。

 仕事=お金を得る手段と割り切る人が多いものの、過去2年の調査と比較すると「お金を得る手段」という回答は年々下降し、「自己実現」「生きがい」の割合が上昇。仕事観が少しずつ変化しているようです。