【図1】
【図1】

 しかし、総務省統計局の労働力調査によると、2014年の階級別役職者に占める女性の割合は、部長クラス6.0%、課長クラス9.2%、係長クラス16.2%と低く、女性管理職登用は進んでいない現状があります。

女性は男性以上に「働きやすさ」「仕事内容」を重視!

 「職場での働きがい・やりがい・モチベーションを高めるために重視するポイント」を男女で比べてみると、女性が男性より5.5ポイント以上高かったのは「職場の雰囲気」「仕事とプライベート(家庭)の両立」「福利厚生・待遇の充実」の3項目で、働きやすさを重視する傾向がみられました。また、「やりたい仕事ができる」「自分の能力を発揮できる」など仕事内容にこだわっています。

 反対に男性のほうが高いのは「評価・昇格の制度」「会社の成長」「責任ある仕事を任せてもらえる」「教育・研修の制度」で、会社や自身の成長・レベルアップを望んでいることが浮き彫りになりました。

【図2】
【図2】

働く女性の8割以上が家庭との両立を不安に思っている!

 女性を対象に「働き続けるにあたって不安な要素」を尋ねると、「育児との両立」「親の介護との両立」が「非常に不安」「やや不安」を合わせて8割を超えており、仕事と家庭の両立を課題と考えていることが分かりました。

【図3】
【図3】