いわゆる帰省がない人も

 地元に住んでいれば、大移動して泊まりがけで帰省する必要はなくなります。大掛かりな帰省はしなくても、親戚とお墓参りなど季節の行事をきちんとしている人もいました。

実家暮らしで、祖父母宅も近所です。帰省の必要がありません。逆に時間をもて余します。お盆や年末年始など、連休の時期はどこへ行っても混んでいるのが悩みです。(31歳、保険、一般事務・営業事務)

地元婚のため、どちらの実家も近所です。実家に行っても、泊まらなくていいので気は楽です。(32歳、製造、経理・総務)

実家が近いのであまり帰省という意識はありませんが、実家には帰ります。お墓参りに一緒に行くなどします。(34歳、サービス、企画)

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 実家暮らしで帰省の必要がない人から、海外旅行に行けそうな費用をかけて帰省する人まで、帰省の事情は人によってさまざまでしたね。結婚しているか、子どもがいるか、両親の年齢など、年代や立場によっても帰省の悩みごとは変わってきます。

 ただ、悩みはあっても「地元に帰るとほっとする」、「実家のペットに会える」、「帰省がきっかけで友達が集まる」など、地元での楽しみもたくさん寄せられていました。帰省する人にとってうれしいことも嫌なことも含めて、思い出深い、よい休暇になりますように!

文/越智理奈 写真/PIXTA