3位は、ビジネス本と感動の実話

「だから、あなたも生きぬいて」大平光代(3人)

・作者が、ヒドイいじめに遭っても立ち直り司法試験に一発合格したという話で、とても勇気づけられました(36歳、製造)

「7つの習慣」スティーブン・R・コヴィー(3人)

・仕事やプライベートで今後どうしたいか、またそのためにどうすればいいのか悩んでいた時、この本のおかげで前に進めた。自分が変わらなければ環境を変えることができないということを学び、行動力がついた(30歳、建設、販売)

・3年おきくらいに読んでいた。読むたびに大事なことが変わる(45歳、製造、販売・接客)

4位は、海外の小説と絵本

「ぼくを探しに」「続 ぼくを探しに ビッグ・オーとの出会い」シェル・シルヴァスタイン(2人)

・中学生の時、教育実習の先生が紹介してくれた絵本。まさに自分はオンリーワンなんだということを、教えてくれました(32歳、サービス、専門職)

・道を右へ左へ行ったり来たりしながら、だんだんと自分に合う何かが見いだせるという内容。自分自身の急がば回れ人生を応援してくれるような絵本です(33歳、製造、企画)

「赤毛のアン」モンゴメリ(2人)

・小学生の時、どう見ても幸福とは言えない状況なのに考え方だけですごく幸せになっているアンの姿に驚き尊敬しました。どんな状況でも楽しもう、というのはその後の私の人生に大きな影響をもたらしています(43歳、情報通信・IT、経理・総務)

マンガ、エッセー… まだまだあります!

<マンガ・児童書>

「美人画報」安野モヨコ。安野モヨコさん自身がバリバリ働きつつ、美容に一生懸命で、自分は仕事だけに偏りがちなので読んでいつも自分を律している(31歳、情報通信・IT、一般事務)

六多いくみさんの「リメイク」という化粧品販売員のマンガです。読むのがつらくなるような仕事の壁にぶつかる主人公、プライベートも悩みながらの等身大な20代女性……みんな頑張ってるんだなと励まされます。こういう他人の仕事にひたむきな姿を見るのが楽しくて、今は求人広告を作る仕事をしています(26歳、一般事務)

漫画版「ナウシカ」全7巻。作者・宮崎駿。漫画版はあまり知られていないが、SF好きにはぜひ読んでほしい名作。人間とは何か、なぜ生まれてきたのか、固定概念を根底から覆されその意味を深く考えさせられる。映画版では環境問題に訴えた作品と認識されているようだが、漫画版を最後まで読むと、もっと根底の核問題や戦争に対する訴え、そして人間の善意悪意の心の葛藤を描いた作品ではないかと感じる(26歳、情報通信・IT、専門職)

「ハッピーバースデー 命かがやく瞬間」という児童書。小学生くらいの時にテレビで紹介されていて、買ってもらいました。すごく泣けるので、泣きたい時に読んで心を浄化していました(32歳、保険、一般事務)

<生き方を学ぶ>

「会うたびに『あれっ、また可愛くなった?』と言わせる」神崎恵。アラフォーにしてこの美しさ、かつナチュラルさ。衝撃を受けました。最近ガツガツしてるなと思ったときに、何度もお風呂に持ち込んで読み返しています。バイブルです(30歳、卸・流通)

「ニューヨークの女性の『強く美しく』生きる方法」エリカ。毎日張りがなく、つまらない生活で自信をなくしていましたが、ニューヨーカーのポジティブな姿勢を学び、心を入れ替えようと決心できました(28歳、サービス、人事)

本の中に出てくるニューヨーカーのポジティブな姿勢に勇気づけられる…なんてことも、読書の醍醐味ですよね (C)PIXTA
本の中に出てくるニューヨーカーのポジティブな姿勢に勇気づけられる…なんてことも、読書の醍醐味ですよね (C)PIXTA