全体を見渡しやすい紙の手帳が根強い人気

 「紙」で管理すると答えた人の多くは、手帳を使ってスケジュール管理をしています。手帳のよいところは、とにかく開けばすぐに見たり書き込んだりできること。一覧性が高く、先々まで予定を把握しやすいのも利点です。手帳の他に、付箋やカレンダーも活躍しています。また、紙・デジタル問わず、月ごとなどおおまかな予定の管理と、その日のタスク(ToDo)管理を組み合わせる手法が多く見られました。

人気の1位は紙の手帳。卓上カレンダーを活用している人も (C) PIXTA
人気の1位は紙の手帳。卓上カレンダーを活用している人も (C) PIXTA

手帳タイプは「マンスリー」と「バーチカル」が便利

変形型マンスリータイプの手帳を使っています。マンスリータイプはコンパクトに予定を管理できるので、出掛ける際の小さなカバンにもきれいに収まります。以前はスマホで予定を管理しようとしましたが、小さな画面のため一覧性が低く、やめました。(25歳、人事・一般事務)

B5バーチカルタイプ(1日の時間軸を縦に書き込めるタイプ)の手帳で管理しています。バーチカルタイプを使い始めて、空き時間も有効に使う意識が生まれました。5分でできること、10分でできることなどを付箋に書き出し、とりあえず手帳の余白に貼っていきます。できなかったら翌日にずらして……としていくと、やり残しがありません。この方法なら、ちょっとした空き時間も5分単位で無駄にならずに済みます! 実は、マンスリータイプは、予定の前後の時間軸が分かりにくく、余裕を持って対応できなかった経験が……。(36歳、商社、秘書・広報)

「一生つかえる手帳」がコンセプトで、3冊がセットになった「ジブン手帳」を利用。バーチカルのノートに日々のスケジュールを書き、マンスリーのノートには読んだ本や見た映画などをメモしています。(46歳、学術研究・技術サービス、企画)

スケジュールとタスク管理を一つの手帳で

KOKUYOキャンパスダイアリー(マンスリー&ウィークリー・セパレートタイプ)を使っています。タスクの書き出し、スケジュール管理ともにこの手帳で一括管理でき、ひと目でどちらも見られるのが便利。2年連続で重宝しています。(27歳、製造、研究開発・技術職)

マンスリーとウイークリーが一冊になったB6サイズの手帳を使っています。スケジュール管理はマンスリー、その日あったことや出費はウイークリーに書きます。仕事の細かなスケジュールは、会社のデスクの卓上カレンダーを使います。(26歳、金融、一般事務・営業事務)

手帳は「サイズ感」にこだわる

A5サイズのマンスリータイプを利用。A4だと大きくてバッグに入らず、A5以下だと枠が小さくなるため、このサイズが好きです。(30歳、情報通信、SE)

文庫本サイズの手帳を利用。利点は「すぐ見られる」「一覧性がある」「加筆、削除が簡単」なこと。デジタル化が進んでもスケジュール・タスク管理はやっぱり紙が一番だと思う。(36歳、製造、営業事務)

100円ショップで買ったB5サイズの手帳を使っています。安いので、気負わずに何でも書き込め、気軽に持ち運びできます。紙に書いた予定のほうが、パソコンやスマホに比べ、ひと目で分かりやすいです。(32歳、不動産、一般事務)

手帳以外にも付箋やカレンダーが活躍

手帳に付箋を貼り付けて管理しています。付箋は色で分類。黄色の付箋は「通常の業務タスク」、赤色は「緊急の業務タスク」、青色は「個人的ToDo」(振込期限など)です。手帳の上半分は期限が明確なもの、下半分はいつかやるための備忘録を貼ります。(23歳、情報通信、ITコンサルタント)

職場のデスク上の卓上カレンダーのみで管理。みんなが見るので、予定を組むときはこちらの都合に合わせてくれて楽です。(31歳、製造、一般事務)

その月の紙のカレンダーとToDoリストをデスクに貼り、全体の予定とやるべきことをひと目で分かるようにしています。(32歳、建設、総務・受付・販売・接客・一般事務)