【質問3】自分の「好きなところ」はどんなところですか?

【回答】意外と「しぶとい」ところです

 好きなことのためなら、どこまででも頑張れる自分がいることは、転職して環境が変わったことで気付きました。花屋の仕事は、夏は1日30カ所も虫に刺されたり、冬は手が荒れて、全部の指にあかぎれができたりと、結構キツいところがあります。冬にリースを作ると、手はヤニが付いて真っ黒になります。レジでお金を渡す時に、手が荒れているのが恥ずかしくてすぐに引っ込めるくらいでした。でも、「都会の人にもっと花を身近に感じてほしい。これを一生の仕事にしていきたい」という夢がはっきりとあったので、そのやりがいのほうが上回りました。キツさはあっても全然つらくなくて、楽しく頑張れたんです。

ハードな仕事も夢がはっきりとあったから頑張れたそう
ハードな仕事も夢がはっきりとあったから頑張れたそう

 アナウンサーの時は、「自分って弱いな」と思っていたかもしれません。「これをどうしてもやりたい! そのためにこの道に進む」みたいな明確な目標がなかったんです。「自分の仕事をなんとかこなしていこう」「期待通りにやっていこう」と受け身な姿勢だったので、しぶとさに気付くきっかけもなかったのだと思います。

【質問4】自分の「欠点」は何だと思いますか?

【回答】自分のキャパを超えて抱え込んでしまうことです

 一人でできることには限界があるのに、やりたいことが多過ぎて、どんどん引き受けてしまうところがあります。「これもやりたい! あれもやりたい!」となるのですが、自分ができるキャパを超えないように、「今何をやるべきなのか」を見極めることが大事だと思っています。インプットをするために、休む時間をつくることも必要。そう考えると、やれることを厳選するのが大事だと思うのですが、気付くと仕事を詰め込んでしまう自分がいるんですよね。