【質問7】自分の「らしさ」を見つけるためのコツはありますか?

【回答】「取りあえず全部試してみるのもアリ」(秋山さん)

秋山:初めのうちは、取りあえず全部試してみるという方法もアリだと思います。ある程度いろんなことをやり続けたら、だんだん分かってくるんじゃないでしょうか。「全然こっちできねーな」とか「これは得意みたいだ」とか。一番大事なのは、自分自身が楽しめることかなって。

 例えば、俺も「クリエイターズ・ファイル」のような他人になりきって演じる芸は、単に好きで面白いからやり続けられるわけで、もうほとんど趣味です。あまり仕事だと意識せずに、好きなことを追求してみるのもいいと思いますね。

「一番大事なのは、自分自身が楽しめること」と秋山さん
「一番大事なのは、自分自身が楽しめること」と秋山さん

友近:そうそう。結局は、自分がやりたい道しか追求できないと思う。無理やり義務感でやっても続かないし。私も昔から頑固でしたよ。周りから「こういうネタを作ったほうがいい」とか「変えたほうがいい」とか助言されても、一切変える気なかったですもん。

秋山:たしかに、マジで自分の芸風を貫いていますよね。

友近:もちろん、それで損することもいっぱいありましたし、「友近は言うこと聞けへん」っていうイメージが定着しちゃいましたけど、「そういう声さえねじ伏せるくらいのもん作ってやる!」という気概は持っていましたね。

秋山:分かる。それが結局、個性になるんですよね。

【質問8】落ち込んだときの対処法は?

【回答】「一人で電車に乗って温泉巡りをするのが好きです」(友近さん)

秋山:あー、僕はあれですかね。マッサージです。

友近:何系の?

秋山:アジアン系のオイル系の……。お金出せば、いいマッサージやってくれるところたくさんありますからね(笑)。僕は疲れたらお金握ってすぐに繁華街に向かいます。

友近:男の人はそれがあるからいいよねー。

秋山:友近さんこそ、よく一人で温泉行っているじゃないですか。ロケ地に前泊して。

友近:そうそう。一人で電車に乗って温泉巡りするのとか大好き。地元で仕事のときでも、実家に泊まらず、温泉旅館に泊まっていますもん。暇さえあれば「じゃらん」見ているし。条件別にほとんどの宿がインプットされていますよ。だって、地元のいいところをいっぱい知っているほうが、皆さんに教えて楽しんでもらえるでしょ。

秋山:あと、最近友近さんに誘ってもらってよかったのが音楽ライブ。「シャカタク」というグループが来日していて、ビルボードライブ東京まで聴きに行ったんですよ。飯食いながら、生演奏聴けて。あれ、最高でしたよね!

友近:実は今日も行くんですよ。スケジュールをまめにチェックして、行けそうなときはパッと行く。自分がやりたいことに関しては、ものすごくフットワーク軽いです。

秋山:体力がものすごいですしね。この間、地方の公演でご一緒した時に、友近さん3時間くらいぶっ続けで出て、打ち上げもして夜中に解散して。僕らがクタクタでホテルに戻ったら、スーッと自転車が通って、友近さんが「ちょっとサイクリング行ってきます」って(笑)。超人かと思いました。

友近:ちょうどいいクールダウンになっているんですよ。楽しいし。