ラブストーリーも多彩 気になる「花より男子」の10年後
ラブストーリーでは、05年と07年に放送され、映画化もされた「花より男子」の新章が登場。他に、男性同士の三角関係を描き、16年の単発ドラマで反響を得た「おっさんずラブ」が連ドラ化される。「あなたには帰る家がある」は、コミカルな描写を取り入れながら、夫婦の絆を問いかける大人向けの作品。
「花のち晴れ~花男 Next Season~」
「自分らしく生きる」をテーマにした「花男」の新章
4月17日スタート/火曜22時/TBS系
(編集部のおススメ度 ★★)
「少年ジャンプ+」に連載中の神尾葉子のコミックが原作で、超金持ち名門校の英徳学園を舞台にした「花より男子」の10年後を描く新章となる。
高等部2年生の江戸川音(杉咲花)は、父の会社が倒産して生活が一変。コンビニでバイトをしながら、「隠れ庶民」として英徳学園に通っている。一方、英徳学園で「C5」という5人組を結成し、カリスマとして崇められている神楽木ホールディングスの御曹司・神楽木晴(平野紫耀)は、音と最悪の出会いを果たす。さらに、音の婚約者で、英徳学園のライバル校の生徒会長を務める馳天馬(中川大志)も加わり、痛快な青春ラブストーリーが繰り広げられる。
「おっさんずラブ」
おっさんたちによるピュアな純愛
4月21日スタート/土曜23時15分/テレビ朝日系
(編集部のおススメ度 ★)
女好きではあるがモテない33歳の春田(田中圭)が、ピュア過ぎる乙女心を隠し持つ上司・黒澤(吉田鋼太郎)と、同居しているドSな後輩・牧(林遣都)から告白される。職場では仕事一筋で、男気あふれる黒澤も、女子社員が放っておかないイケメン高学歴の牧も実はゲイ。想定外だった「モテ男の立場」になり、どうしていいか分からないままに、春田は日々翻弄される。未曽有のモテ期を迎え、迫ってくる男たちを全力で拒みながらも、いつしか彼らの存在が頭から離れなくなっていく。
16年の年末に単発で放送され、反響を得た作品の連ドラ化となる。
「あなたには帰る家がある」
夫婦のあるあるネタが満載
4月13日スタート/金曜22時/TBS系
(編集部のおススメ度 ★★)
山本文緒の長編小説が原作となる。主人公の佐藤真弓(中谷美紀)は、結婚13年目の夫・秀明(玉木宏)と娘の麗奈との3人家族。娘の学費などもあり、家計を助けるために真弓は仕事を始める決意をする。しかし、秀明には危機感がなく、家事にも非協力的。そんな夫に不満を持っていた。
ある時、秀明が働く住宅会社のモデルハウスに、茄子田太郎(ユースケ・サンタマリア)と妻の綾子(木村多江)が客としてやって来る。秀明は真弓とは対照的な綾子に引かれ、禁断の恋に落ちてしまう。2組の夫婦が翻弄される姿を、あるあるネタとコミカルな描写を交えて描く。
「ラブリラン」
記憶喪失の間に人生が逆転するラブコメディー
4月5日スタート/木曜23時59分/読売テレビ・日本テレビ系
(編集部のおススメ度 ★★)
天沢アキのコミックが原作。幼なじみの鷺沢亮介(大谷亮平)への片思いをこじらせた結果、30歳にして男性経験のない地味女子の南さやか(中村アン)は、恋愛を拒否し続けていた。
ある日、さやかは3カ月の記憶を失ってしまう。目の前にいた見知らぬ男・町田翔平(古川雄輝)は、二人は付き合っていて一緒に暮らしていると言う。3カ月の間に一体何が起こったのか。記憶を取り戻していく中で、15年間思い続けているワイルド男子の鷺沢と、ドSツンデレの町田との間で、さやかの心は揺れ動く。
記憶喪失の間に人生が逆転するラブコメディーで、中村アンが連ドラに初主演。
文/内藤悦子