「長女っぽいよね」「妹がいそう」「男兄弟がいそうね」――人の性格の特徴や行動パターン、雰囲気などから兄弟姉妹関係をイメージすることはありませんか? なかでも「しんどい損な役まわり」とされがちな長女。でも長女だからこその素晴らしさもあります。母娘・家族問題研究家の麻生マリ子さんに、亡き父の代わりに二人の妹と母を守り、戦前戦後、昭和の激動期を生き抜く、長女・小橋常子(モデルは『暮しの手帖』の創刊者・大橋鎭子さん)を描いたNHKの朝ドラ『とと姉ちゃん』になぞらえながら“長女力”についてご寄稿いただきました。

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長女力の生きる場とは?

 長子・中間子・末子。兄弟姉妹関係によって築かれる“らしさ”は、確実にあります。
 あなた自身や周囲の女性で、それぞれどんなキャラクターが思い浮かびますか?

 「長女っぽいよね」と言われるとき、なんとなく陰りがある印象を持たれていると感じることがあるのではないでしょうか。このように、長女の特性は、一見ややネガティブに捉えられがちです。

 しかし、実は裏を返すと、それこそが“長女力”なのです。

 いま大人になった長女の皆さんが、長女らしさを持っていることで、生きづらさやしんどさと感じているならば、長女力として生かせる場所で生かせばよいのです。そうすれば、ぐっといきいきと自分の人生を生きることができるようになるでしょう。

 今回は、長女の特性が築かれる背景をご紹介し、それがいかにして“長女力”として生きるかをお伝えします。

 ここでは、3つの長女力を挙げました。

●慈しみ守る力
●切り拓く力
●育てる力