7月スタート新ドラマ　「働く男たち」の熱さに注目　

わにとかげぎす

38歳の独身男が奮起するも　人生が思わぬ方向へと向かいだす

7月19日スタート／水曜23時56分／TBS系
（編集部のおススメ度　★）

　原作は「行け！ 稲中卓球部」や「ヒミズ」で知られる、古谷実のコミック。くりぃむしちゅーの有田哲平が連ドラで初主演する。

　深夜のスーパーマーケットで警備員をしている38歳の富岡は、あるとき「孤独は罪」だと自覚し、友達作りに奮起。現れたのは、富岡に一目ぼれする隣人の梓（本田翼）だった。さらに、謎の脅迫状が届くようになり、ホームレスのオヤジ（光石研）や新人警備員（賀来賢人、吉村界人）との出会いにより、人生が思わぬ方向へと向かっていく。

　キャストには、水曜日のカンパネラのコムアイや、ラッパーのDOTAMAら、音楽界からも起用されている。

「下北沢ダイハード」

「人生最悪の1日」をテーマにしたパニックコメディー

7月21日スタート／金曜24時12分／テレビ東京系
（編集部のおススメ度　★★）

　下北沢を舞台に、「月刊『根本宗子』」の根本宗子や、「ピチチ5」の福原充則ら、小劇場で活躍する劇作家11人が書き下ろす、1話完結のオムニバスドラマ。「人生最悪の1日」に巻き込まれた男女の、パニックコメディーとなる。

　第1話「スーツケースの男」には神保悟志、吉沢亮、第2話「違法風俗店の男」には光石研、秋山竜次（ロバート）らが出演する。

　常連客の古田新太と、スナックのママの小池栄子が案内人となり、二人が「人生最悪の1日」を語るところから物語が始まる。

「デッドストック－未知への挑戦－」

テレ東の新社屋移転を題材にした　実際の出来事をベースにしたホラードラマ

7月21日スタート／金曜24時52分／テレビ東京系
（編集部のおススメ度　★）

　16年、六本木の新社屋に移転したテレビ東京。そのときの実際の出来事をベースにしたホラー作品となる。

　引っ越しの際に処分された大量の廃棄テープの中から、これまで誰も目にすることのなかった、怪奇現象の映った古いテープが発見された。新人ADの常田たちテレビクルーがそのテープを手掛かりに、怪奇現象を解明するため当時の現場に向かうが、恐ろしくも不思議な出来事を目にすることになる。

　常田役で村上虹郎が連ドラ初主演。先輩ディレクターを早見あかり、ベテランディレクターを田中哲司が演じる。

文／内藤悦子