梅雨も明けていよいよ夏本番。夏になると恋がしたくなる……なんて人はいませんか? 7月スタートのドラマはラブストーリーものが勢ぞろい。格差恋愛、婚活、アラサーの恋愛など目が離せない注目作品が目白押し。早速チェックしていこう!

7月スタートドラマは恋愛ものが盛りだくさん

 今年の夏ドラマは、久々にラブストーリーが数多くそろった。目玉は、野島伸司脚本のオリジナル作品となる「高嶺の花」。石原さとみと、銀杏BOYZの峯田和伸という組み合わせで、格差恋愛を描く。「サバイバル・ウェディング」と「ヒモメン」はコミカルな作風が特徴。「恋のツキ」はアラサー女性の浮気心を描く、一味違うリアルさを狙った作品となる。

「高嶺の花」

野島伸司が真正面から描くラブストーリー

7月11日スタート/水曜22時/日本テレビ系(初回10分拡大)
(編集部のおススメ度 ★★★

 華道の名門「月島流」本家に生まれ、美貌やキャリア、家柄、才能までをも持ち合わせた月島もも(石原さとみ)。愛する人と結ばれるはずだったが、婚約者の二股交際が発覚し、結婚式当日破談に。一気に自信を喪失し、自我崩壊に陥った彼女の前に、優しいだけが取りえの自転車屋店主・風間直人(峯田和伸)が現れる。絶望的な格差がありながら、二人はまさかの恋に落ちる。

 「高校教師」(93年)や「未成年」(95年)など、社会に一石を投じるような作品を世に送り出してきた脚本家・野島伸司が真正面から描くラブストーリー。二人には試練が山ほど訪れる。

「サバイバル・ウェディング」

コミカルに描かれるスパルタ婚活

7月14日スタート/土曜22時/日本テレビ系
(編集部のおススメ度 ★★

 出版社勤務の黒木さやか(波瑠)は、3カ月後に挙式を控えて寿退社したその夜、彼の浮気が発覚して婚約破棄に。そんな彼女が、人気雑誌のカリスマ編集長(伊勢谷友介)に拾われる。

 しかし再就職の条件は、婚活して半年以内に結婚することと、その婚活記録を雑誌で連載することであり、拒否権なしのスパルタ婚活がスタートする。海外有名ブランドのマーケティング戦略を応用する、変人編集長のとんでもない恋愛テクニックでさやかは結婚することができるのか。大橋弘祐の小説が原作の、痛快な人生応援コメディー。

「ヒモメン」

天性のヒモ男はダメ男か、ヒーローか

7月28日スタート/土曜23時15分/テレビ朝日系
(編集部のおススメ度 

 原作は鴻池剛のコミック。実家を追い出された翔ちゃん(窪田正孝)は、看護師のゆり子(川口春奈)の部屋に転がり込む。楽しい同棲生活が始まるかと思いきや、翔ちゃんは天性のヒモ男だった。仕事をしないことへの情熱は誰にも負けず、ヒモであることの罪悪感は全くない。

 主夫としては全く使えず、たまにむちゃな夢を追いかけるが、秒単位で諦める。ダメ男以外の何者でもないが、ゆり子を好きだという気持ちだけは揺るがず、彼女のピンチには徹底的に立ち向かう。真面目なゆり子は何度も翔ちゃんに裏切られながら、仕事や愛、お金という命題について考え、自分なりの答えを見つけていく。

「恋のツキ」

欲望に負ける女性の本音

7月26日スタート/木曜25時/テレビ東京
(編集部のおススメ度 ★★

(C)新田 章 講談社(C)「恋のツキ」制作委員会
(C)新田 章 講談社(C)「恋のツキ」制作委員会

 原作は講談社「モーニング・ツー」で連載中の新田章のコミック。平ワコ(徳永えり)は、恋人のふうくんと付き合って4年、同棲を始めて3年目に突入していた。ときめきはもう感じないが、31歳という年齢を考えると、別れるという選択肢は考えられなかった。

 そんな時、見た目がタイプで趣味が合いそうな高校生・伊古ユメアキと出会い、欲望に負けてしまう。ふうくんとの目先の結婚か、伊古くんとの焦がれるような恋愛か。女の浮気心を生々しく描く。NHKの朝ドラ「わろてんか」でトキ役を好演した徳永えりが、連ドラ初主演。