「服を味方にすれば仕事はうまくいく」

「服を味方にすれば仕事はうまくいく」 ジョン・T・モロイ著
「服を味方にすれば仕事はうまくいく」 ジョン・T・モロイ著

 お仕事ルックを考えるヒントになるのは、「服を味方にすれば仕事はうまくいく」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)だ。米国のイメージコンサルタント、ジョン・T・モロイ氏がビジネスシーンでのおしゃれルールを手ほどきした。

 服装を「ビジネススキル」と位置付け、正当に評価されたり、円滑に業務を進めたりするために効果的な着こなし方をアドバイスしている。全体的に「まずい服装で損をしない」という、現実的なメリットを打ち出していて、見方を変えれば、服装のせいで無用の失敗や悪印象を招くリスクを避けやすくなる。

好評価・好印象を与えるスタイリングを指南している
好評価・好印象を与えるスタイリングを指南している

 ジャケットとスーツを軸に据えて、成功に導くルールを示している。実は欧米の一流企業では女性の服装に「見えないルール」があり、そこから外れてしまうと、損をしがちだという。事情に明るい著者はそうした知られざるルールを明らかにした上で、好評価・印象を得やすいスタイリングを指南。逆に、信頼されないとか、軽く見られるといった、不利益をこうむりやすい「失敗」の事例も挙げている。

 「見た目が9割」ともいわれるほど、服装のイメージは強い。ビジネスで勝つための装い方を教えてくれる本は意外に少ないので、貴重なサジェストだ。