愛する気持ちが自分を強くする

カワイ 愛されるより、愛するほうが強くなれる。

ニケ そ、そうなんですか……。ニケはむしろ愛されたいけど……。

馬に癒やされてみませんか? (C) PIXTA

カワイ そりゃあ誰だって愛されたいです。でもね、どんなに愛されていても心が疲れ切っていると、その愛さえ感じられなくなることがある。愛依存が強まって、「もっと愛してほしい。もっと私を大切にしてほしい」となってしまいます。

 でも、愛するという気持ちは能動的なものです。相手がひたすら愛おしくて、相手を大切にしたいという優しい気持ちが自然と湧き立ちますよね。相手を大切にするには、自分がちょっとだけ強くなる必要があるでしょ?

ニケ 強くないと大切な人を守れませんです。

カワイ 愛を注ぐ対象が、人であれ、ペットであれ、同じです。愛おしいという感情が芽生えれば、おのずと自分内部の強さが引き出される。

ニケ 最後は愛が勝つ~ですね!

カワイ (笑)興味深い社会調査があります。不登校の子どもたちを対象に、「犬や猫などのペットを飼っている」グループと「飼っていない」グループに分けて、ペットの役割を検証しました。

 そうしたらね、ペットを飼っているグループのほうは、飼っていないグループに比べて、「孤独感」が低いことが分かりました。

ニケ へ~! 学校に行けないとものすごく孤独になっちゃうから、ペットパワーってすごいですね!

カワイ それでペットを飼っている子どもに、ペットに関するいくつかの質問に答えてもらいました。そしたらペットが想像通り、元気になる力になっていることが分かったの。

 9割の子どもが「家族の一員だと思う」とし、8割が「一緒に過ごすとリラックスできる」、「ペットに笑顔で接することが多い」と答えました。不登校になって不安なときに笑顔になれる瞬間は、とても貴重です。

ニケ 心も笑顔になりますよね!

カワイ その通りです。「緊張が和らぐ」「怒りの気持ちが静まる」という子どもが8割近くいました。

ニケ やっぱり笑顔は大切!

カワイ でもね、私がペットの最大の効用と考えているのは、ソコ、じゃないんだなぁ~(苦笑)。

ニケ な、なんですか、その不吉な笑顔……。