男性ばかりの部署で、本業とは別に、職場断捨離を決行した読者。おかげで高い評価を得たのですが、それについて悩んでいます。さて、その悩みとは? 健康社会学者の河合薫さんと、アラサー独身OL代表ニケさんが解きほぐしていきます。

あるあるカイシャ事件簿Vol.23
「私は部署の“お母さん”ではない!」

 ずっと男性職員しか配属されなかった部署に、昨年、配属になりました。
 ところが、職場のあまりの汚さ・雑然ぶりに唖然。一念発起して、1年かけて「職場断捨離」を決行。他の職員も巻き込んで、簡易的に5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)を導入しました。
 チームメンバーたちからは、「部屋がきれいだとやる気が出る」「前は机を見ただけでうんざりしてたので助かった」などと、非常に喜ばれました。喜んでもらえるのはうれしいのですが、“お母さん”的なイメージがすっかり定着してしまいました。
 しかも、この1年間、本来業務での自分の実績はというと、平均点に留まっています。当初、この部署に異動が決まったときに、「女性の視点を生かして、新しい風を吹かせてほしい」と上司に言われました。なのに、私がやったことといえば断捨離。本当に、自分のやるべきことは、これでよかったのか? 本来業務にもっと力を注ぐべきではなかったか?
 今の高評価は、お母さん的存在に対してであって、職業人としてはいかがなものかと、一人で悩んでいます。
(法務 43歳)

(C)PIXTA

ニケ うちの部署も、掃除してほしい~。っていうか、家の掃除してほしい~。汚すぎて、疲れて家帰ってドア開けると、ドバーって疲れが出ちゃうんですよね。

 会社で疲れる ⇒ 掃除する気力がない ⇒ 会社で疲れる ⇒ 家が汚くて、また疲れる ⇒ 掃除する気力も体力もなくなる。これって「魔の片付けられない女スパイラル」ですよね。うわぁ~、嫁が欲しい!

カワイ あらあら、困ったわね。私なんてどんな早い仕事でも、掃除をしてから家を出るわよ。必殺掃除の鬼!

ニケ ひえええ~、ま、まさか毎日、掃除機かけて、毎日、トイレ掃除やってるとか言わないですよね?

カワイ まさかのまさか。当たり前じゃない! 汚れた ⇒ 掃除 じゃなく、掃除は毎日のルーティン。顔を洗ったり、歯を磨いたりするのと一緒。だから家を出る時、掃除ができていないと気持ち悪くて。サッとモップで吹くだけでも、やらないと家を出られないタイプです!

ニケ 薫さん、嫁に来て~! (笑)

 相談者の方も、「○○さん、嫁に来てほしい~」とか、絶対、言われてますよ! ってことは、今の高評価は、「お母さんとして」ではなく、「お嫁さん候補として」ってことですね! うらやまし~。モテモテですね!

カワイ ……あのね……、ソコ、じゃないでしょ? お母さんだろうと、花嫁候補だろうと関係ないの。彼女の悩みは、「本来の業務で、高く評価してほしい」。断捨離やって喜ばれたのはうれしいけど、それはソレ。仕事をもっと頑張りたいって、ことなのでしょう。

ニケ ふ~ん。そういうものですかね?