曖昧な「モヤモヤ」の正体は何?

(河合) さて、と。では、座談会の最後に、今、一番悩んでいることを教えてもらえるかしら? あ、なんだか質問が大き過ぎて難しいかしらね。

(かんだ) 何でもいいですか。

(河合) はい、心置きなく何でも話してください(笑)。

(かんだ) やっぱり……このままでいいのかなぁというモヤモヤがすごくあります。「仕事して、ゴルフして、友達と飲みに行って、おいしいものを食べて、何が不満なの?」と周りからは言われますが、自分では本当にいいのかなあという気がものすごくしているんです。でも、悩んでも結局これっていう答えが出ないから、「今が楽しければいいや」って気持ちになっちゃって。すると、また悩む。堂々巡りが続いているんです。

(やまだ) 私も、モヤモヤしているもの、話してもいいですか。

(河合) もちろん。すべて吐き出していいですよ。

(やまだ) モヤモヤ過ぎて、何がモヤモヤなのか、分からなくなっています。「今のままでは良くないだろうな」と思っていて、仕事と全く関係ないボランティアを始めました。英語やフランス語が好きなので、外国人をおもてなししたり、翻訳したりするんです。気晴らしにはなりますが、やっぱりモヤモヤが晴れない。本当は仕事を充実させたいのに、どんな成果を出したら自分が納得するかも分からないんです。周りの同僚や先輩後輩が、仕事ができる人たちばかりなので、落ち込む毎日です。

モヤモヤ過ぎて、何がモヤモヤなのか、分からなくなっています

(みずたに) 私も皆さんと一緒なのですけど、今、35になってこれから劇的に何かが変わることって、本当にあるのかなとモヤモヤしています。たぶん40を過ぎて世界が変わっていく人というのは、ほんの一握りで。普通に会社員として働いていると、仕事も、人間関係も、これからガラッと変わることは恐らくないと思うんです。じゃあ、今の世界でどう生きていくか? それが私のモヤモヤです。

(河合) えんどうさんはどうかしら?

(えんどう) 私はもうすべてモヤモヤしているので、現状も未来もモヤモヤだらけです(笑)。一つお聞きしたいのが、私、普段は楽観的なんですけど、すごく落ち込むときがあるのです。気分が落ち込んだら、どう浮上したらいいんでしょうか?

(河合) 今はどうやっているの?

(えんどう) 寝るか、食べるか。欲に走っています。

(河合) 私もね、30代前半のときはどうしようもないくらい、どん底の気分になることがありました。そのときは無理やり元気を取り戻さないで、とことん落ち込んでましたね。一人カラオケでものすごい暗い歌を歌いまくって、これ以上真っ暗になれないくらいブルーになる。絶対人と会えないってくらい悲惨な状況になるまで落ち込むの(笑)。そうするとね、暗い自分に飽きて「ま、いっか」って気持ちになる。それを繰り返しているうちに、激しい落ち込みはなくなりましたよ。

(みずたに) でも、それで何かが変わるってわけじゃないですよね?

(河合) そもそものモヤモヤ自体が曖昧な不安ですから、即、問題解決とはならない。ただ、一つだけ言えるのは、「このままでいいのかなぁ」とか「先が見えない」とモヤモヤしてるときは、ちょっとだけでいいから前を見る。同級生や久しく会っていない知人と、とにかく会う。新聞を読む、雑誌を見る、いろんな情報に触れる。そうやって、前を向いていると、何か「ピン」とひらめくものに出合う確率が高まります。で、ピンときたら、なおざりにしないで行動するの。

今、やるべきことは何でしょうか?

(かんだ) 30代のうちにやっておいたほうがいいことって、何ですか? つまり、どんな行動を起こせばいいんでしょうか。

(河合) 勉強すること。3年間でいいから、必死で何か勉強する。それが10年後の自分の「カタチ」の種になります。何を勉強していいか分からないときも、人に会う、情報に触れる。で、ひらめいたことを勉強する。勉強っていっても、学校のお勉強じゃなくてもいいんですよ。お花のことでも、料理のことでも、マーケティングでも、デザインでも、何でもいい。何でもいいからとにかく始めてみると、必ず、次に知りたいことが見えてくるから。