デスク下を有効活用しよう

 デスク下に備蓄できる「そなえさん」のラインアップは3種類。何日分の水・食料を保管したいかが選択の目安になります。おすすめは東京都帰宅困難者対策条例に対応する「約3日分」の水・食料を保管できるユニットタイプ。約1.5日分のコーナータイプ、約1日分のミニタイプもあります。ふた部分にちょうつがいを使わないことで、災害時に歪みなどが発生しても簡単に開けられるような作りになっています。

<ユニットタイプ>
1人当たり約3日分の水・食糧を収納できる。2万4500円(税抜価格)
1人当たり約3日分の水・食糧を収納できる。2万4500円(税抜価格)
2Lペットボトルを5本入れられるほどの収納力がありながら、意外にすっきりした見た目
2Lペットボトルを5本入れられるほどの収納力がありながら、意外にすっきりした見た目
<コーナータイプ>
一人当たり約1.5日分の水・食糧を収納できる。2万1000円(税抜価格)。付属の金具で机や床に固定すれば、地震の際もふたのハンドルにつかまって身を守れる
一人当たり約1.5日分の水・食糧を収納できる。2万1000円(税抜価格)。付属の金具で机や床に固定すれば、地震の際もふたのハンドルにつかまって身を守れる
最も目立たないコーナータイプ。写真は折り畳み式のヘルメットをかけたところ
最も目立たないコーナータイプ。写真は折り畳み式のヘルメットをかけたところ
<ミニタイプ>
一人当たり約1日分の水・食糧を収納可能。1万7200円(税抜価格)
一人当たり約1日分の水・食糧を収納可能。1万7200円(税抜価格)
最低限の収納量なので、上部にパソコンの本体やブランケットなどを自由に置ける
最低限の収納量なので、上部にパソコンの本体やブランケットなどを自由に置ける

 実際に導入している企業の例についてお聞きすると、「災害が起きると社外での活動のために出動する社員が多くなってしまい、タイムリーな備蓄の配布がしにくくなることを想定し、個人の備蓄を事前に配布している」というインフラ関連の企業があるそう。

 また、災害時でも災害を受けていない海外との業務を続行しなければならない貿易商社の例では、「備蓄を各自の足元に分散させたことで、総務担当者の負担が軽減できたとともに、倉庫に余裕ができ、寝袋や工具など別の備えができている」とのこと。

 個人の備蓄を事前に足元にセットしておくと、さまざまなメリットがあるようです。またセットした後は、自分に必要なアイテムを追加するなどカスタマイズしておくと、より安心です。