努力しないと「人並み」さえ手に入らない!?

高山:国民の大多数が「1億総中流」と意識できた高度経済成長時代は、「人並みに生きる」ことが幸せだったのかもしれませんね。

中野:仮に落ちこぼれた人がでても、国にも会社にも余力があったので、助ける余裕があったんです。日本は世界の中でも社会保障制度が充実した国でしたからね。でも、人口が減り、低成長の時代の今は、落ちこぼれた人を助ける余裕なんてないんですよ。

高山:生活保護の受給者も年々増え、財源はかなり厳しいと聞きますね。

中野:実は、今の時代は、「普通」を維持するだけでも相当努力しなくてはいけない。何も考えないまま生きていると普通どころか、普通さえも手に入らなくなる時代ということです。

「普通」から脱却しないと職を失う恐れも……

高山:とても厳しい時代ですね。国も会社も余力がなくなる中、普通を維持するのも難しいけど、普通以上の生活を求めるとなると、もっと努力が必要だし、普通から脱却しなくてはいけないということですね。

中野:その通りです。皆さんもご存じの通り、今後は、グローバル化、IT化がますます進みます。最近は、コンビニや飲食店などで多くの外国人が働いていますが、グローバル化が進めば、単純な仕事は、賃金の低い国の人たちに取って代わられてしまいます。IT化も脅威ですよね。近い将来、ほとんどの職業がロボットに代替されるといわれています。

ロボットに仕事を奪われないようにするためには…? (C) PIXTA