よいことがあれば、それだけ悪いことがあるのが世の法則!

高山:もし、中野さんが宝くじで3億円当たったらどうしますか?

中野:僕は全額寄付しますよ。自分が変わってしまうのは嫌ですからね。世の中は「中立」で成り立っていると思っているんですよ。良いことがあれば、それだけ悪いことがあって、それで人生バランスを取るんだと思うんです。3億円も当たったら、その分、ものすごく大きな悪いことが起きると感じてしまうのです。

高山:なるほど。それなら、むしろ当たらない方がいいですね。

中野:先ほどの、高山さんのお客さんがいい例じゃないですか。人生は帳尻が合うようにできていると思うので、少しよいことがあって、少し悪いことがあってバランスを取るほうが生きやすいですよ。

宝くじは一番割にあわないギャンブル

高山:当たった時の心配はさておき、そもそも宝くじって当たらないですよね……?

中野:そこですよ(笑)。皆さん、ギャンブルの「控除率」ってわかりますか? 控除率というのは、 宝くじや競馬、パチンコなどの主催者(胴元)の取り分のことです。宝くじの控除率は55%もあるって知っていましたか?

高山:55%もですか! 最初から主催者の都道府県や政令指定都市に半分以上、持っていかれてるということですね。

中野:はい。この控除率は、競馬だと25%くらい、パチンコは10%くらいですよ。ギャンブルを推奨するわけではありませんが、控除率だけみれば、宝くじよりも、競馬やパチンコをやるほうがまだいいですよ。それに、競馬やパチンコは分析をしたり、経験を積んだりすることで勝てる確率が上がっていきますが、宝くじは、基本的に攻略法はありません。当たりやすいといわれている売り場で買おうが、高額当選する確率はほぼゼロです。

高山:そもそも負けるのが分かっていて買うのは、人間の射幸心ですね。

中野:射幸心で宝くじを買えば買うほど、お金を失うだけですからね。

損すると分かっていても手を出してしまう気持ちと向き合うには… (C) PIXTA
損すると分かっていても手を出してしまう気持ちと向き合うには… (C) PIXTA