衣替えは衣類の整理とワードローブ計画を立てる絶好の機会

 「これは買ったとき高かった」「いつか着るかもしれない」「痩せたら着られる」……などと悩みだすと、洋服はいつまでたっても処分できません。すはらさんは、

 「衣替えは衣類を整理する、最大のチャンスです。今シーズン着なかった洋服は、来シーズンも着る可能性は低いですよね。どうしても捨てられない洋服は“未練ボックス”を作って入れておき、1年後もそのままなら処分して。今はリサイクルショップやフリマアプリなど捨てる以外の選択肢もありますし、上手に処分しましょう。衣替えの時期だけではなく、クローゼットの引き出しが開け閉めのときに引っかかるようになったら、キャパオーバーのサイン。衣類を詰め込み過ぎているので、整理しましょう」

と言います。さらに、衣替えのメリットはこんなところにも。

 「衣替えしてクローゼットを整理整頓すれば、来シーズンに自分にとって必要なアイテムが分かります。頭の中でお買い物計画を立てているとワクワクして、衣替えを乗り切ることができますよ!」

 次回はすはらさんにダウンコートやニットなど、アイテム別の収納方法を教えてもらいます。プロの技を知って、衣替えに役立てましょう。

文/三浦香代子 写真/PIXTA

この人に聞きました
すはらひろこ
すはらひろこさん
収納環境プランナー、一級建築士、インテリアコーディネーター。個人宅カウンセリングや整理収納アドバイザー認定講座講師を務める。共働き経験を生かした合理的なアイデアが好評。All About収納ガイド歴12年。著書・監修書多数。新著は「シンプルに暮らす無印良品で片づく部屋のつくり方」(エクスナレッジ)