キッチン、水回り、リビング……丸ごときれいにする家事代行サービス。一体、プロはどのような道具を使っているのでしょうか。今回は、家事代行サービス4社にプロが使う道具と裏ワザについて聞いてみました。

 掃除に精通した家事代行サービスでは、どのような道具を使っているのだろう。調査したところ、スタッフたちは意外にも「特別な道具は必要ない」と口をそろえる。

 例えば、ベアーズの取締役副社長で家事研究家として知られる高橋ゆきさんは、身近なものにひと工夫加えて使い勝手を高める掃除術をいくつも生み出している。ゴム手袋と軍手を重ねてはめれば、軍手が拭き掃除の雑巾に早変わり。また、スポンジに切り込みを入れるだけで、溝など複雑な部分の掃除にぐんと使いやすくなる。便器の汚れは、トイレットペーパーに洗剤を染み込ませて“湿布”のように貼り付けるといい。便器にしっかりと触れ、汚れが落ちる。

 整理整頓も同様。片づけサービスを手がけるサマンサネット代表の杉之原冨士子さんは、「片づかないと悩んでいる人ほど、収納用品を買い込んでいる傾向がありますが、根本的な解決にはなりません」と話す。むしろ、収納スペースが増えれば、それに応じて荷物も増える悪循環に陥りがちだという。

 モノを減らすコツは“見える化”。杉之原さんが勧めるのは、クローゼットに目印を付け、着た服を必ずその右側につるすようにすること。しばらくたつと、左側には全く着ていない服が残るので、処分を検討したい。

【グッズ】身近なものにひと工夫加える

ベアーズ推薦 細かいところまで拭ける「軍手雑巾」

掃除用をうたうマイクロファイバー製の手袋も発売されている

 ゴム手袋をはめた上に、さらに軍手を装着。軍手に洗剤などを直接付けて、雑巾代わりに使う。細かい部分でも指先で凹凸を感じることができ、拭き残しを防げるスゴ技だ。特にブラインドの羽根、複雑な形の照明器具などに向く。


ゴム手袋の上に軍手をはめる
片手には洗剤を直接吹き付け、もう片方はそのままで乾拭きするのも手

CaSy推薦 網戸のホコリは洋服ブラシでひと拭き

「エチケットブラシde網戸掃除」実勢価格444円(税込み)

 網戸をぬれ雑巾で拭くと、ホコリがダマになって取れなくなることも。そこで使いたいのが、起毛タイプの洋服ブラシ。乾いた状態で拭くと、洋服に使う際と同じようにホコリがブラシに吸着する。網戸掃除用に作られた商品も出ている。

ベアーズ推薦 溝にピッタリはまる「マンゴーカットスポンジ」

 市販のスポンジにカッターで格子状に切り込みを入れるだけ。サッシの溝や五徳、魚焼きグリルの網などスポンジが入りにくい凹凸がある部分でも、このスポンジを当てると、切り込みに入り込んで磨きやすくなる。

切り込みの深さはスポンジの厚さの3分の2が目安
縦2本、横3本の切り込みでマンゴーのようなイメージに

タスカジ推薦 清掃業者が自ら開発 時短になる強力洗剤

 賃貸住宅の退室時の室内清掃などを手がける業者が開発した洗剤「技 職人魂シリーズ」(允・セサミ)。短時間で清掃できるように開発されている。「風呂職人」(500mlで税込み1000円前後)は、「一般的な洗剤では強くこすっても取れない水あかが、面白いようにするりと落ちる」(タスカジ)。


CaSy推薦 浴室のカビは酸素系漂白剤で取れる

「キッチンハイター 粉末酸素系」の主成分は過炭酸ナトリウムだ

 「酸素系漂白剤」と呼ばれる過炭酸ナトリウムと粉せっけん、重曹、湯を合わせて練る。これが浴室やベランダの黒カビを落とすオリジナルペーストになる。汚れの上に塗り、1時間ほど置くだけで落ちるという。