節約をさまたげるNG行動4 「送料無料」「返品無料」に飛びつく

 オンラインショッピングをしている時、あと数百円、数千円の買い物をすれば送料無料──となると、ついやっきになって差額分の商品を探していませんか? 反対に「○日以内なら返品無料」と聞くと、つい安易に買い物をしてしまうこともあるかもしれません。

 「本当に必要なら買ってもかまいませんが、送料無料につられると余計なモノまで買ってしまいがちです。同じパターンで『ポイントをためるために買い物をする』のも危険。本来は商品をどこで買うか、価格や品質、アフターサービスはどうかを吟味するべきなのに、送料無料やポイントといういわばオマケの要素につられてしまうのを『選考の逆転』といいます。商品と送料無料・ポイントのどちらが大切か冷静に判断しましょう

ポイントをためるために買い物をするのは要注意 (C)PIXTA
ポイントをためるために買い物をするのは要注意 (C)PIXTA

 また、人には『保有効果』があり、1度手にしたモノは自分の手元に置いておきたくなる習性があります。テレビショッピングなどで『返品無料』というと20~30%売り上げがアップするそうですが、実際の返品率はわずか2~3%だそうです。『返送するのも面倒だし』『思っていたのとは少し違うけれど、まあいいか』となってしまうため、ついつい買い過ぎないようにしましょう」(大江さん)