価格下落時=安価で多く買えるバーゲンセール

 前ページで詳細に見たように、「金融商品の価格が下がったら、『量(口数)』を買える」「投資の成績は「量」と「価格」の掛け算で決まる」という言葉を思い出してください。

 商品の価格が下がった時。あなたはこの「量(口数)」をたくさん買い込んでいることになります。

 「積み立て投資」は、毎月コツコツと「量」を買い込んでたくさん積み上げて行きます。それを最終段階の「価格」で評価します。

 投資の成績 = 「量」 × 「価格」

 なんです。

大切な人生を預けるのなら「投機」でなく「投資」

 どうでしょう、積み立て投資は「下がったら損しそう」「ギャンブルみたいで怖い」というイメージとはまったく違うということがお分かりになったかと思います。

 「投機と投資は違うものだ」というお話をもう一度思い出してください。

 「投機」は、一瞬で大金をもうけようとする「ギャンブル」です。多くの場合、値上がりの予想は当たらないし、一度当たったとしても、当て続けることはほとんど不可能です。

 結婚、子供の教育資金、マイホーム、老後……大切な人生のイベントを達成させる資金づくりのために、この「投機」を使うのはナンセンス。自分自身や家族の未来や財産形成を真剣に考える時、複数の投資商品を組み合わせた投資信託を定時定額購入していくことに勝る手段はないと思います。

マンガ/anco、文/西原 朗、監修/マネースクールUNO


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