皆さんの周りには「この人、仕事のセンスがないなあ」と感じる人がいますか? そもそも「仕事センス」とはどんなものでしょう。新卒2年目と先輩(社会人6~12年目)、男性と女性では、認識に大きなギャップがあることが明らかになりました。調査結果をご紹介しましょう。
(産業能率大学総合研究所調べ、調査期間:2017年4月14日~16日、対象:社会人2年目の男性75名・女性75名、社会人6~12年目の男性75名・女性75名)

仕事を上手に進める「センス」って何? (C) PIXTA
仕事を上手に進める「センス」って何? (C) PIXTA

「知識が豊富なのに、仕事センスはゼロ」な残念な人

 私たちが仕事をこなす上で大切なのは、知識やスキルはもちろん、仕事をうまく進めていくための「センス」です。しかし、必ずしも知識やスキル、センスを持ち合わせているとは限らないようです。

 今回の調査で、「あなたの職場には、知識やスキルは高いにもかかわらず、仕事をうまく進めるセンスがない人がいますか?」と聞いたところ、6割の人が「いる」と回答。せっかく知識やスキルがあっても、センスがない残念な人が多いという結果になりました。

 また男女別で分類してみると、「いる」と答えた人が女性66.7%、男性53.3%となり、女性のほうが「仕事のセンス」に厳しいことが分かりました。

Q. あなたの職場には、知識やスキルは高いにもかかわらず、仕事をうまく進めるセンスがない人がいますか?(お答えは1つ)
Q. あなたの職場には、知識やスキルは高いにもかかわらず、仕事をうまく進めるセンスがない人がいますか?(お答えは1つ)

 さらに新卒2年目と先輩を比べると、「いる」と答えた人の割合が先輩65.3%、新卒2年目54.7%とギャップが見られました。社会人経験を積んでいくにつれて、仕事にはセンスが大切だと感じるようになるのかもしれません。