勤務時間が調整しやすい! 「テーマパークスタッフ」の仕事

どんな仕事?

 遊園地などのアミューズメント施設で働くスタッフ。仕事内容は、ショーやパレードの企画、受付やチケット販売、乗り物(アトラクション)の案内や操作、整列の誘導、食べ物の販売、グッズの販売、パーク内の掃除などさまざまです。

子育て中の働き方

 勤務形態は会社によりますが、シフト制の場合は子どもの学校行事などに合わせて業務時間の調整が可能です。ただしパークで働くスタッフの9割はアルバイト、という会社もあります。

向いている人

 職種によっては、猛暑の夏も極寒の冬も一日中屋外で仕事。さらにシフト制で早朝や夜間の勤務があり体のリズムも整えにくいため、日頃の体調管理や体力づくりがしっかりできる人に向いています。

どうやったらなれるのか

 テーマパークの採用試験を受け、合格すればテーマパークスタッフとして働くことができます。高校の普通科や大学の一般的な学部卒でも問題はありませんが、専門学校なら遊園地での実習もあり、テーマパークスタッフならではの演技や表現を学べます。

●仕事データ
資格:特になし
勤務場所:遊園地、テーマパーク施設、事務所など
勤務時間:1日8時間程度、アルバイトは交代制
休日:交代制で、週2日程度
勤務形態:正社員、契約社員、アルバイトなど
給料:月収17万円程度から

※「一生困らない 女子のための『手に職』図鑑」(光文社刊)より抜粋

全国で再就職が可能な「グランドスタッフ」の仕事

どんな仕事?

 空港内で飛行機に乗るための手続きをする仕事です。座席を予約し、搭乗券を発行。荷物を預かり、スムーズに出発できるよう案内します。また欠航が生じた際にはキャンセルの受付や宿泊施設の確保など、柔軟かつ冷静に対応します。

子育て中の働き方

 女性が多いため産前・産後の制度は充実していますが、給料に不満を持って転職する人も多くいます。ただし日本全国に空港があるため、引っ越し先でも転職しやすい職業です。経験者ならさらに有利に。

向いている人

 フライトアテンダントのように、身長や視力の制限はなく高度な英語力も求められません。しかし変則的な勤務が多く、毎日広い空港内を動き回ったり荷物を運んだりするため、体力は必須です。

どうやったらなれるのか

 航空会社やグランドスタッフの派遣会社などに就職します。大学の英語系学部出身者がほとんどですが、なかにはKさんのようにアルバイトを経て就職する人も。エアライン関連企業への就職を目指す人のための専門学校や、英会話スクールのエアライン向け特設クラスに通って就職する人もいます。

●仕事データ
資格:特になし
勤務場所:空港
勤務時間:1日8時間程度(早朝や深夜の交代制)
休日:4~5日働いて2日休む(交代制)
勤務形態:航空会社の正社員、契約・派遣社員など
給料:月収17万円程度から

※『一生困らない 女子のための「手に職」図鑑』(光文社刊)より抜粋

文/華井由利奈