Q.声が入りやすいマイクの持ち方はありますか?

A.マイクの面に対して垂直に声が入るように構えましょう。

 基本はマイクの面に対して垂直に声が入るようにしましょう。注意したいのは、網の面を持たないこと。ここを触ると雑音が入ってしまいます。マイクの真ん中あたりを持って、口からマイクまでの距離は指1、2本分くらいが目安です。

マイクとの距離は指1~2本分くらいまで近づけてOK (C) PIXTA
マイクとの距離は指1~2本分くらいまで近づけてOK (C) PIXTA

Q.曲が始まってしまいました! 歌い始めてから何かできることはありますか?

A.「あいうえお」の母音を意識して、はっきり歌いましょう。

 日本語の曲は「あいうえお」の母音をきれいに発音して歌えれば、それなりに聞こえると思います。緊張していると声が出にくくなるので、堂々と、口を大きく開けて歌いましょう。

まとめ:カラオケ準備・自分の番までのチェックポイント

【カラオケに行く前】
・腹式呼吸の感覚をつかむ(場所:家)
・首や肩をほぐすストレッチで体を温める(場所:化粧室や廊下)
・表情筋を動かすストレッチで口の周りをほぐす(場所:化粧室や廊下)

【カラオケ店に到着~自分の番がくるまで】
・マイクを持っていないときにこっそり歌う
・舌の筋肉を動かすストレッチで喉の空間を開く

【歌うとき】
・立っても座ってもOK。姿勢に気を付ける
・マイクは指1~2本分の距離で持ち、声が垂直に入るように
・「あいうえお」の母音をはっきりと歌う
・口を大きく開けて堂々と歌う

文/飯田樹 写真/PIXTA

<この人に聞きました!>
眞田 静
眞田 静(さなだ しずか)さん
愛媛県松山市出身。大学時代より音楽活動をスタートし、さまざまなライブ活動やレコーディングなどに携わる。現在は、ヤマハ大人の音楽レッスンボーカル科講師として首都圏を中心にレッスンも行なっている。