さらに、「血を作り出す『脾(ひ)』(胃)の機能が低下すると、血や、血を送り出すエネルギーの『気』が作り出されなくなると考えます」(コウさん)。そのため、ワケギなど脾の働きを良くする食材をとる。

鉄分が豊富な食材の組み合わせ
ヒジキとうずら卵の炒め煮
[全量]379kcal・塩分4.5g

 ヒジキをさっと炒め煮にしているので、歯ごたえが残る一品。「ヒジキにもうずら卵にも、貧血に効く『補血』の作用があります。うずらの卵には、脾の機能を高める働きも」。

<材料>(作りやすい分量)
ヒジキ----------15g
うずらの卵----------10個

A
 だし汁----------大さじ3
 醤油----------大さじ1
 みりん----------大さじ1
 ハチミツ----------小さじ2
 白煎りゴマ----------小さじ1
 おろしニンニク----------少々
 塩・コショウ----------各少々

鷹の爪(小口切り)----------1本分
ゴマ油----------大さじ1
 

<作り方>
1.ヒジキは洗い、たっぷりの水(分量外)に10分ほど浸してざるに上げる。

2.鍋にうずらの卵を入れ、たっぷりの水(分量外)を注いで火にかける。沸騰した後、3分ほどゆで、冷水に取って殻をむく。

3.フライパンにゴマ油を熱し、ヒジキとAを入れて中火で2〜3分炒め、うずらの卵と鷹の爪を加えて汁気がなくなるまで炒め煮する。