コーヒーライフを 充実させる+αレシピ

 健康のためにも毎日飲みたいコーヒー。ブラックコーヒーに混ぜるだけで、更なる健康効果が期待できる4つのアレンジレシピをご紹介。気分や時間帯に合わせて味わってみよう!

アルコール(ブランデーなど) 小さじ1(10~20ml)をプラス

適度な摂取は認知症予防にも効果があり
 コーヒーには認知症予防効果がある。また、適量のアルコールでは認知症などの認知機能障害の発症率が下がるという報告がある。「健康な人は、適量であれば一緒にとっていい」(岡さん)。ブランデーなど香り豊かなお酒なら、香りによるリラックス効果も期待できる。

ココナツオイル 小さじ1~大さじ1をプラス

太りにくいオイルで糖質オフをサポート
 ココナツオイルに含まれる中鎖脂肪酸は、分解・燃焼のスピードが速いのでエネルギーになりやすい。また、「低糖質食などで糖分が不足した状態のとき、脳の栄養を補給できる」(岡さん)。ただし油なので、1日30g以内にとどめよう。

牛乳 大さじ1~コップ1/2杯(100ml)をプラス

女性に不足しがちなカルシウムを補給
 牛乳は良質なカルシウムを多く含むだけでなく、効率的にカルシウムを摂取できる。コーヒーに加えることで、不足しがちなカルシウムを補給でき、味もマイルドになるので、ブラックコーヒーが苦手な人にもお薦め。

ハチミツ 大さじ1(15ml)をプラス

甘味をプラスしてリラックスに効果大
 ハチミツには、リラックス効果を促すセロトニンの材料、アミノ酸のトリプトファンが多く含まれている。また、ハチミツのカロリーは白砂糖の2/3程度と低く、カルシウムやビタミンCなどの栄養も含まれている。

この人に聞きました
岡 希太郎
岡 希太郎さん
東京薬科大学名誉教授 薬学博士
1941年生まれ、東京都出身。日本コーヒー文化学会常任理事。コーヒー成分を研究し健康効果を、追求。著書に『がんになりたくなければボケたくなければ毎日コーヒーを飲みなさい。』(集英社)、『珈琲一杯の元気』(医薬経済社)など多数。

取材・文/高橋晴美 写真/鈴木正美 スタイリング/タカハシユキ

日経ヘルス2016年4月号掲載記事を転載
この記事は雑誌記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります

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