とろっとろポーチドエッグ

酢も塩も使わないで作る

<成分>(1人分)
88kcal、たんぱく質7.5g

<材料>(1人分)
卵…1個
熱湯…鍋に深さ10cm程度
冷水…適量
アスパラなど好みの野菜…適量

<用意するもの>
あく取り網or目の細かいザル…1枚
鍋に入る平皿…1枚

<作り方>
1.鍋に湯を沸かし、沸騰したらごく弱火にし、平皿を入れる。

2.卵をあく取り網(またはザル)の上に割り入れ、卵白のさらっとした部分をこして取り除く。

3.2で網に残った卵を、鍋に沈めた平皿の上をめがけて低い位置から静かに落とす。2分半~3分ほど加熱したら、穴あきおたまなどですくう。

4.ゆでたアスパラなど、好みの野菜を盛り、3の卵をよく水を切ってのせる。味付けはお好きな調味料で。

調理の裏ワザ

サラサラの水様卵白を取り除くのは、お湯に入れるとひだのように広がってしまうから。新鮮な卵を使うほど、とろみの強い濃厚卵白が多いので失敗しにくいはず。お皿は卵が鍋底でくっついてしまわないための座布団です。

半熟燻製たまご

余った茶葉で作ってみよう!

<成分>(1個)
89kcal、たんぱく質7.0g

<材料>(2人分)
味付けたまご(醤油、塩どちらでも)…2個
茶葉…大さじ2

<用意するもの>
汚れてもいいアルミ鍋orボウル…1個
鍋にのせる網…1枚
蓋用の鍋…1個

<作り方>
1.アルミの鍋やボウルに茶葉を入れ、網をのせて中弱火にかける。煙が出始めたら火を止め、網に味付け卵をのせる。

2.上から別の鍋をかぶせ、再び中弱火にかける。煙が立ったら火を止めてそのまま冷ます。

茶葉は緑茶に限らず、ほうじ茶、紅茶など好きなものを。

調理の裏ワザ

燻煙を当てるのは数分でOK。火災報知機を鳴らさないよう、決して火から離れず、煙が出たらすぐ火を止めよう。鍋は焦げてしまうので、コンビニうどんのアルミ鍋などを専用アイテムとして使うといい。

この人に聞きました
松浦達也
松浦達也さん
「食べる」「つくる」「ひもとく」を軸に、食専門誌から週刊誌、テレビ、ラジオなどで活躍。食の仕組み、科学目線の調理法を探求し、これまでに9000個以上の卵を使い、ベストの調理法を探求し続ける。著書に『大人の肉ドリル』『新しい卵ドリル』(ともにマガジンハウス)など。

取材・文/堀田恵美 料理&レシピ作成/松浦達也 スタイリング/久保田朋子 栄養計算/内山由香(食のスタジオ) 写真/鈴木正美、福岡 拓(松浦さん)

日経ヘルス2017年7月号掲載記事を転載
この記事は雑誌記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります

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