前回の「美肌になれる「塩トマト」ダイエットで、夏美人!」では、夏太りや紫外線による肌ダメージが気になるこれからの季節にピッタリな「塩トマト」の効用について、東京医科歯科大学院医歯学総合研究科の寺内公一教授とカゴメ研究開発本部の吉田和敬研究員にお話を伺いました。今回は「塩トマト」の作り方をご紹介します。

 もともとトマトは、うまみ成分である、アミノ酸のグルタミン酸が豊富。そこに塩を加えることで、うまみと塩味を備えた“万能食材”になる。

 塩分濃度が異なる2種類を作って使い分けると、活用の幅も広がる。「薄い塩トマトはそのままでも食べられます。濃い塩トマトは料理の味を引き締める調味料感覚で使うといい」(料理研究家の成沢正胡さん)。

 作りおきする場合、保存は冷蔵庫で、5日をめどに食べきろう。「リコピンは塩漬けにしても損失しないが、長期保存すると酸化したり光で分解されることがある」(カゴメ研究開発本部 吉田和敬研究員)。