それ、本物? 「エキストラ・バージン」の選び方

 日本で販売される食用オリーブオイルの規格基準はJASが定めた「酸度2.0%以下」をクリアした「食用オリーブ油」、もしくは「酸度0.6%以下」の「精製オリーブ油」の二つ。しかし、「エキストラ・バージン・オリーブオイル」の表示に基準はない。

チェックすべきポイント
1.賞味期限が1年半以上
2.遮光性で密封性が高い容器
3.価格

酸度の基準、官能検査をパスした商品がIOCではエキストラ・バージンと認定される
(IOCオリーブオイル規格より抜粋)
IOCとは、オリーブオイルの国際協定を管理する政府間機構のこと。インターナショナル・オリーブ・カウンシルの略称。

 できるだけ質のいいオイルを手に入れるには、賞味期限が1年半以上あり、遮光性と密封性の高い容器を使った商品を選ぼう。価格が安すぎる場合、「エキストラ・バージン」の表記がされていても、中身が異なるケースもある。

この人に聞きました
平柳 要
平柳 要さん
食品医学研究所所長
医学博士。元日本大学医学部准教授。2009年に「食品医学研究所」を設立。ショウガ研究の第一人者として、食材の健康効果やサプリメント開発・監修や講演など幅広く活躍。現在は地方自治体と連携した食材開発などを行う。

取材・文/熊 介子(編集部) 写真/鈴木正美、スタジオキャスパー

日経ヘルス2015年9月号掲載記事を転載
この記事は雑誌記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります

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