バスタイムと寝る前に
脱力顔呼吸 お風呂で心の仮面を取る!
心のストレスに気づかないふりをして、「疲れていないこと」にしている人は多い。そんな人の顔は、まるで仮面をつけたように固まっている。お風呂の中で心の仮面を外し、リセットしよう。
10カウント呼吸 ベッドで心をリセット!
就寝前に、頭の中を空っぽにして呼吸を数えるだけ。簡単そうに思えるが、ほかのことに気を取られず、ただカウントにだけ集中するのは至難の業。シンプルだがそれだけに、心のリセット効果は大きい。
お疲れタイプ別 <呼吸メソッド>
お疲れパターンに合わせて、呼吸を意識してカラダを動かそう。回数は無理のない程度で留めてOK!
「よっしゃ! 呼吸」…10回
◆モヤモヤ、うつうつグセの人に
沈んだ気持ちから抜け出せないときは、全身に力を入れ、気分転換のスイッチをオンに。緊張によるこわばりでなく、前向きな力の込め方をすることで気分が切り替わる。最後は伸びをして、気持ちまで明るく!
「ゆっくり呼吸歩き」…10歩×3回
◆不安グセの人に
「自分の足でしっかり歩いている」というカラダの実感があれば、不安は解消されるもの。ゆっくりした呼吸とともに、カラダの重みを感じながら1歩ずつ踏み締めるように足を運ぼう。自分への信頼感を取り戻せる。
「ひとり壁ドン呼吸」…10回
◆イライラグセの人に
イライラしているときのカラダは、前のめりの姿勢になっている。そんなときは、背中を壁につけて、ニュートラルな姿勢を思い出させよう。心のざわつきが静まる上に、自身の前のめり具合を実感する機会にも。
セラ・ラボ代表
理学療法士。群馬パース大学客員教授。昭和大学藤が丘リハビリテーション病院、横浜ベイスターズフィジカルコーチを経て、ココロとカラダのコンディショニングルーム セラ・ラボを開院。心と体を両面からケアし、健やかな生活を送るアドバイスを行う
取材・文/西門和美、イラスト/小松容子
日経WOMAN2015年3月号掲載記事を転載。情報は記事執筆時に基づき、現在では異なる場合があります。