ライフスタイルの変化によって、お金の貯め方や増やし方は変わるもの? シングルの実家暮らし、ひとり暮らし、そして結婚後…それぞれのお金のルールを、1000万円以上貯めた読者の分析を基にお伝えします!

貯める習慣がつけば変化にも対応できる

 「ひとり暮らしをしたら貯蓄できるか不安」「今もお金が貯まらないのに、結婚したら家計を上手にやりくりできるか自信がない」──老後の心配より先に、ライフスタイルの変化に伴うお金付き合いへの不安を口にする読者が多数!

 そんな働く女性たちに、家計再生コンサルタントの横山光昭さんは、「シングルで実家暮らしのときから“貯めグセ”をつけておかないと、お金のやりくり上手にはなれませんよ」と注意を促す。

 「シングルの時期に手持ちのお金をなんとなく使い、家計の管理にルーズな癖がついていると、結婚や出産後にやりくりで苦労することになりがちです。今日からでも毎月天引き貯蓄をし、残ったお金で生活する習慣をつけましょう」。

(C)PIXTA
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 結婚後は、相手の収入やお金の使い方、お金に対する価値観などによっても家計が左右されるようになる。そこで大切になるのが、相手との密なコミュニケーションだ。

 「おすすめしたいのが、結婚する前にお金について話す機会をつくること。お互いの収入や貯蓄、ムダ遣いがないか、今後どのくらいのペースで貯蓄をしていきたいかなどを話し合うと、結束も生まれます。お金に対する意識をすり合わせておけば、結婚後も安心ですね」。

読者470人のアンケートより

◆結婚しても、していなくても節約したいのは食費とケータイ代
今より出費を削りたいベスト2は食費とケータイ代で、全ライフスタイルに共通。それだけムダを自覚している費目といえる。

●ライフスタイル別・削りたい費目ベスト3(複数回答)
共働き・子どもなし
1位 食費(43.9%)
2位 ケータイ代(34.7%)
3位 服飾費(15.8%)

シングル・ひとり暮らし
1位 食費(48.7%)
2位 ケータイ代(33.3%)
3位 インターネット代(28.2%)

シングル・実家暮らし
1位 ケータイ代(43.7%)
2位 食費(35.7%)
3位 交際費(19.2%)


貯蓄額の多さはDINKSに軍配!
貯蓄額はDINKが最も多い。「出産までの夫婦共働き時代は、人生最大の“貯めどき”です」(横山さん)

Q.平均貯蓄額は?
シングル・実家暮らし 574万円
シングル・ひとり暮らし 590万円
共働き・子どもなし 767万円
共働き・子どもあり 529万円


投資への関心度もDINKSが高い!
DINKSの半数が投資を開始済み。「収入の総額がアップすることで、投資に回す余裕ができるのでは?」

Q.投資をしている?
シングル・実家暮らし Yes・・・27.8%
シングル・ひとり暮らし Yes・・・37.6%
共働き・子どもなし Yes・・・50%
共働き・子どもあり Yes・・・32.6%