付箋で時間とタスクを見える化しよう

付箋を使えば、やるべきタスクはもちろん、時間の使い方まで“見える化”できる。二人の手帳から見えてきたものは……。

時間の使い方の“質”を上げる付箋テクニック!

1)退社時間に近い予定から逆のぼって予定を決定、残業ナシ!
不要な残業を減らしてなるべく定時に退社できるように、退社時間に近い予定から貼りつける。「そこからやるべきタスクとかかる時間を逆算して、1日のスケジュールを組み立てます」(庄司さん)。

「家での勉強や趣味の作業時間を確保するため、定時前の予定から逆算し、やるべきことを決めていきます」(庄司さん)
「家での勉強や趣味の作業時間を確保するため、定時前の予定から逆算し、やるべきことを決めていきます」(庄司さん)

深い思考が必要な仕事は、集中しやすい午前中に分散させるようにしているとか。

クリエイティブな仕事は、頭が一番さえている午前中の時間をあらかじめ確保しておくそう
クリエイティブな仕事は、頭が一番さえている午前中の時間をあらかじめ確保しておくそう


2)仮の予定は「斜め貼り」で差別化
「確定していない流動的な予定は、“だいたいこの辺りの日時かな”と見当をつけて、斜めに貼っておきます」と庄司さん。斜めに貼りつけておくことで、既定のスケジュールと混同せずに済む上、貼りつけた週のおおよその仕事の分量が把握でき、予定が立てやすくなる。

庄司さんの手帳。予定が変わったらパッと剝がせばOK。何度でもスケジュールを調整しやすいのが付箋の利点
庄司さんの手帳。予定が変わったらパッと剝がせばOK。何度でもスケジュールを調整しやすいのが付箋の利点


3)付箋の幅で所要時間も見える化
仕事の所要時間に応じて、幅が細いタイプと太いタイプの、2種類の付箋を使い分けるのが基本スタイル。実際に作業にかかった時間すべての箇所にすき間なく貼っておくと、見返したとき、タスクごとにかけている時間を振り返ることができ、その後の類似作業の時間の目安が立てやすい。

庄司さんの場合、120分の作業なら、太い付箋を2枚続けて貼るなど、所要時間がひと目で分かるようにしておく
庄司さんの場合、120分の作業なら、太い付箋を2枚続けて貼るなど、所要時間がひと目で分かるようにしておく