中学校で習った英語の基本の挨拶。決まり文句のように使っていたけれど、実は堅苦しい雰囲気を醸し出したり、古めかしい印象を与えたりすることも。自然で、フレンドリーな関係が築ける話し方を、カリスマ英語教師のデイビッド・セイン先生に教えてもらいました。

挨拶する

<NGフレーズ>
How are you?
ご機嫌いかがでござる?


<こうするとOK!>
How are you doing?
調子はどう?


●How are you?は古くて社交辞令的
「“How are you?”は、古めかしいだけでなく、“とりあえず言った”という社交辞令的な挨拶に聞こえがちな言葉。“How are you doing?”か“How’s it going?” に」。



◆では、「How are you doing?」と聞かれたらどう答える?

<NGフレーズ>
I’m fine.
まあいいよ。


<こうするとOK!>
Really good!
調子いいよ〜!


●明るく親しみやすい返事を
「“I’m fine.”は、『何かしましょうか?』と聞かれたときに『大丈夫、邪魔しないで』といった意味の返事で使うことがあります。冷たい印象を与えるので、笑顔で“Good!”と答えて」。

自己紹介をする

<NGフレーズ>
Hi, My name is…
拙者、なにがしでござる。
わたくし、〇〇と申しまして…。


<こうするとOK!>
Hi, I’m…
○○です。


●My name is…はスピーチ用の言い方
「“My name is…”は、スピーチなどかしこまった場で使うこともありますが、挨拶のときには硬いイメージを与えてしまいます。フレンドリーに“I’m…”を使って名前を伝えましょう」。



<NGフレーズ>
What is your job?
あなたは一体どんな仕事をしているの?


<こうするとOK!>
What do you do?
あなたの仕事は何ですか?


●仕事を聞く決まり文句はWhat do you do?
「相手の職業を尋ねるときの決まり文句が“What do you do?”です。“What is your job?” でも間違いではありませんが、ストレート過ぎる聞き方。避けたほうがいいでしょう」。



<NGフレーズ>
I’m an office worker.
会社で働いています。


<こうするとOK!>
I’m an office worker at an automobile manufacturer.
自動車会社で働いています。


●仕事の内容はできるだけ具体的に
「仕事を聞かれたら、それは相手との共通点を見つけ、距離を縮めるための質問と捉えてくださいね。何をしているのかを、できるだけ具体的に答えるようにしましょう」。