原動力は「お客様からの励ましの声」
マンションという高額商品だけに「若い女性が担当者では不安だから」と、顧客から直接、担当替えを要求されて悔しい思いをしたことも。「そんなときは『私に10分だけ時間をください』とめげずにアピール。会社の強みや自分の熱意を伝えて、『そこまで言うなら任せる』と信頼をいただく努力をしました」。
宅地建物取引士(宅建)やファイナンシャル・プランナー(FP)、住宅ローンアドバイザーなど、業務に関連した資格も積極的に取得。肩書に箔を付けることで、社歴や年齢の低さをカバーした。「宅建に合格したら、資格手当が月2万円もらえるようになりました」。現在の営業成績は社内で2位を誇る。
実際の商談では、「お客様が7割、自分が3割」話すように意識。分かりやすく視覚で伝えるために、グラフや図表を駆使したオリジナルの説明資料も持参して、丁寧に説明する。
月々のノルマをプレッシャーに感じるときもある。「つらいときの原動力は、『Yさんから買ってよかった』というお客様の声。与えられた課題に前向きにチャレンジすれば、成果を出せると考えています」。