給料アップした女子たちのスゴワザ大公開」に続き、営業や秘書、企画で働く収入アップ女子たちをご紹介。今すぐ真似できることは取り入れてみよう。

生保レディーから都銀の管理職へ 10年間の営業経験が評価された

営業/税込年収:1100万円/手取り月収:60万円

 32歳で10年間勤めた生命保険会社を辞めて、都市銀行へ営業職として転職したI・Mさん。現在は課長として約15人の部下を束ねている。

 転職のきっかけは、求人サイトの年収査定サービスに登録したこと。「最初はそこまで本気ではなく、『自分の市場価値を知りたい』という軽い気持ちでした。でも思っていたより転職後の予想年収が高く、驚いていたら、具体的な転職先候補を紹介されたのです」。

 保険の営業職はノルマがあり、入社時点では何百人もいた同期が10年後には3人以下にまで減るほどの厳しい環境。そのなかで10年勤めた粘り強さと、女性営業職5〜10人をまとめていた経験が評価された。

 転職後にまずしたのが、事務処理や業務手続きに関する10種類以上の社内マニュアルを読み込むこと。「生保と銀行とでは業務内容も企業文化も大きく異なる。分からないことだらけでした。そこでまずは『郷に入れば郷に従え』と考え、これまでのやり方をいったんリセット。マニュアルを読んで知識をインプットし、早く会社になじむように努めました」。