職場の雰囲気作りも大切
その姿勢が認められ、転職4年目には管理職として登用された。2年後には部下の数も増え、規模の大きい課の課長へ。年収も1000万円台にアップ。
管理職になってからは、チーム全体の成績だけでなく、部下の育成や職場の雰囲気づくりなど、数字以外の面に気を配るよう心がけた。「もともと、個人の成績を上げるよりも、周囲と力を合わせて頑張るのが向いている性格。部下のほとんどは女性なので、定期的に女子会を開いてグチや相談を聞くほか、頑張っている部下を直接褒めてくれるよう、上司に頼みます」。
前職は営業成績による歩合給のため、多いときは700万円、少ないときは300万円と、年収にムラがあるのがストレスだった。
「収入が安定し、気持ちにも余裕ができました」。
収入アップした3つの理由
1.個人ではなく、チームとして営業成績を上げることに注力。
チームで成果を上げるため、部下をきめ細かくサポート。部下が成果を上げたら上司に報告し、直接褒めてもらう。
2.女子会を開いてグチや相談など部下の話をよく聞く。
生保時代は同僚に女性が多かった。当時から、女性部下の話はとにかくよく聞くことを心がけ、モチベーションアップを支えた。女子会を定期的に開くのもコツ。
3.転職後、自主的に事務処理や業務手続きに関するマニュアルをすべて読破。
銀行は独自のルールが多い業界。知らないことが多く、転職後はマニュアルを読みあさって知識を補完した。