残業できないワーママも昇給したい! SEから企画職へ戦略的に異動

企画/税込年収:460万円/手取り月収:22万円

 ソフトウエア開発会社の総合職として、企画部門で働くA・Jさん。3歳と6歳の子どもがいるワーキングマザーながら、この春に4%昇給し年収が460万円になった。

 入社から第1子出産までは、SEとして月30〜45時間の残業もいとわず働き、情報処理技術者など国家資格を取得するなど成果を挙げてきた。ところが、育休から復帰してがく然とする。「プログラミング言語は進化が速く、1年半のブランクは想像以上に大きくて」。育児との両立のために残業もできず、同僚と比べて担当できる仕事の量も少なくなり、仕事での評価も上がらなかった。

 そこで、Aさんは慣れ親しんだSE部門を思い切って離れ、企画部への異動を申し出た。

 法人向けにセキュリティシステムなどを提案する企画部ならば、SEの知識を生かせる。また、企画という仕事は、かけた時間よりもアウトプットに重きが置かれるため、SE時代のように時間がなくて悔しい思いをせずに済む。異動がかなって、定時勤務となり残業はなくなった。