今日からデスクの片づけ上手になる5つの習慣

1.週1回、10分間の「整理タイム」を設ける
デスクの使い勝手がいい人ほど、定期的にモノや動線を見直している。まずは週に1回、10分間で不要なモノを捨てることから始めよう。

2.「使いにくい」と思った場所をメモしておく
「使い勝手が悪い」と感じた場所は書き留めておき、週1回の整理タイムなどに、使い勝手が良くなるようモノの位置や向きを変えよう。

3.部署の共有物を定期的にチェックする
1カ月に1回しか使わない文具や年に1度も開かない資料などは、部署で共有すれば自分のデスクから処分できてスッキリ。

4.机の上、引き出しの中・・・毎日使うモノを見極める
モノを使う頻度を見極めるクセが身に付くと、おのずとそれぞれに最適な収納法や収納場所が見えてくる。結果、机が機能的に整っていく。

5.使っていないモノを「一時置き場」に入れる
使っていないモノを精査するのが苦手な人ほど活用しているのが、それらのモノを一時的に入れておくボックス。あふれたら一気に見直そう。

デスクが片づくだけで、こんなにいいことが!

◆仕事のミスが少なくなる
必要なモノが正しい場所に置かれたデスクだと、モノをなくしたり間違った書類を持参したりといったミスが減る。

◆ストレスやイライラが減る
モノの定位置が決まっていると、探し物が見つからずイライラすることが激減。スムーズに作業が進み、心に余裕も。

◆周囲の人から信頼されやすくなる
「書類が山積みの机は、仕事が滞っていると示しているようなもの」(齋藤さん)。片づいているだけで信頼感もアップ。

◆時間に余裕が生まれる
机が片づいていると効率良く仕事が進む。余裕を持って仕事に取りかかることができる上、残業を減らす効果も。

この人に聞きました
齋藤敦子
齋藤敦子さん
コクヨ WORKSIGHT LAB. 主幹研究員
多摩美術大学を卒業後、コクヨに入社。設計部でオフィス設計やワークスタイル・コンサルティングに従事した後、次世代の働き方と働く環境についての研究機関WORKSIGHT LAB.を立ち上げ、コンセプト開発や実践支援を行なう。

取材・文/瀬戸久美子

日経WOMAN2015年9月号掲載記事を転載。情報は記事執筆時に基づき、現在では異なる場合があります。