必要な書類をすぐ出せる! ファイリング方法
クリアファイルにラベルを付ける
書類の内容をシールや付箋に記入し、クリアファイルの右上に貼る。例えば「新規顧客開拓」に関する書類なら、会社名や店名などを入れる。
◆ラベル
フォルダーの見出しに使用。関連したフォルダーを同じ色でまとめると、ひと目で取り出せる。
◆クリアファイル
未処理の書類などの一時的な保管や、案件ごとに少量の書類を管理するのに向いている。
クリアファイルの種類ごとに分類をする
例えば、「○○区」といった地域別など、クリアファイルよりも一段階上の分類ごとにフォルダーに収納。見出しを色分けすると手に取りやすい。
◆マチ付きフォルダー
1件につき量が多い資料やWクリップでまとめた書類など、通常のフォルダーで整理しきれない場合に使う。
フォルダーにクリアファイルを挟む
クリアファイルをフォルダーに挟んでいく。新しい書類を常に上に入れていくと、使用する際に分かりやすい。
◆フォルダー
書類を挟むだけなので出し入れがラクでスペースも取らない。収納する紙は80枚程度が使いやすい。
ボックスファイルに入れる
関連するフォルダーをまとめてボックスファイルに入れる。把握しやすいフォルダーの数は、15冊以内。やりかけの書類は手前に入れるといい。
◆見出しガイド
仕切り用の板。関連するフォルダーをまとめ、これで見出しを付ければ探すときの目安になる。
◆ボックスファイル
フォルダーをまとめるボックス。「棚や引き出しに収納し、必要なときに箱ごと取り出して使いましょう」。
ファイリング・コンサルタント
イトーキファイリング研究所を経て、05年に独立。27年間にわたり、企業と個人を対象にファイリング指導を行う。著書に『ファイリングの基本&超整理がイチから身につく本』(すばる舎)などがある。
取材・文/田喜知久美
日経WOMAN2015年9月号掲載記事を転載。情報は記事執筆時に基づき、現在では異なる場合があります。