7つの簡単お清めテク

1. 香りで浄化

 「香りは場の空気を清める効果があります」。水谷さんのお薦めはアロマスプレー。スプレー付きの瓶に水50mlを入れ、上から精油を10滴ほど垂らし、よく振ってからプッシュ。「オレンジやレモンなど柑橘系の香りは、パワーチャージできる部屋になる。部屋の重い気を取り除き、気分転換したいときはペパーミントの香りがいいです」。

2. 観葉植物

 空気がよどんだ場所に、幸運の気は訪れにくい。「風水では、観葉植物は気の流れをスムーズにして、邪気を吸収してくれるといわれています。部屋の中でなんとなく好きになれないスペースや気になる場所に、植物を置いて」。サンスベリアやサボテンなどは魔除けになる。

3. お風呂に日本酒

 「神様へのお供えものでもある日本酒。良くないことが続くなと思ったら、お風呂に入れてみて。酒風呂は邪気を取り除く効果があります」。いつもの湯量、温度でお風呂を沸かし、日本酒を2〜3合ほど入れ、よくかき混ぜて入浴を。清酒であれば高いお酒でなくてよい。

美しい音の響きはネガティブな気を浄化してくれる (C)PIXTA
美しい音の響きはネガティブな気を浄化してくれる (C)PIXTA

4. 美しい音を身にまとう

 音読みで「レイ=霊」とも発音する鈴。古くから鈴の音には霊が宿るとされる。「神社で拝礼の際に鈴を鳴らすほか、お守りに鈴が付いていることも多い。鈴の音には、魔除けに加えて、神様を呼ぶ意味もあります」。お財布などに付ければ持つたびに音が鳴り、邪気を寄せつけない。

5. 音の余韻を感じる

 静かに目を半分閉じて、音叉(クリスタルチューナー)をU字部分に指が掛からないように持ち、軽くたたいて長く伸びる音の響きに耳を傾ける。音が消えた後も、余韻を感じ取るようにしばらく気持ちを集中させて。「美しい音の響きは不調和音(ネガティブな気)を浄化します」。

6. 天然塩を持ち歩く

 「塩を小袋に入れて持ち歩き、良くないことが起こったときや、ネガティブな気をもらってしまったなと思ったとき、ひとつまみ口に入れて。心と体を清めてくれるでしょう。混じりけのない天然の塩がお薦めです」。足元や自分の体に軽く振るのも効果あり。

7. 「身ぎれい」であることを意識

 肌に直接触れる下着は、古びたものや汚れたものを長く身に着けていると幸運が逃げやすい。「人は誰でも心の中に神様が宿っています。その神様に失礼がないように、身に着けるものに気を使いましょう」。特に神社や寺にお参りに行く日は、意識して身支度を整えて。

この人に聞きました
水谷智賢
水谷智賢(みずたに のりやす)さん
寒川神社 神官
寒川神社(神奈川県高座郡)へ奉職三十五年余。八方除けの御神徳を学び、風水・四柱推命・各種占星術等を勉強し運命学を構築中。県神職の禊・鎭魂行法錬成行事指導員。寒川町観光協会前副会長として法人化に携わる。

取材・文/吉田明乎

日経WOMAN2016年2月号掲載記事を転載。情報は記事執筆時に基づき、現在では異なる場合があります。