こんにちは、著述・翻訳家の上野陽子です。あと少しで梅雨が明けたら、いよいよ夏到来。日常から離れて、小旅行に出掛けてみるのもいいですね。今回は、海外の目線で選ばれた日本の魅力的なスポットを再発見してみます。

外国人の目線で、いつもと違う町歩き

 日本の町角で外国の人が写真を撮っている先を見ると、看板やディスプレーなど、私たちにとってはごく日常的なものだったりします。そんなふうに外国人目線で日本を眺めると、日常が違ったものに見えたり、いつもと違った感じがして新鮮かもしれません。

 外国人が多いホテルのロビーには、たとえビジネスホテルでも各国の言語で書かれた無料の観光案内の小冊子や、はとバスツアーのチラシなどが置いてあり、外国人向けの情報が満載。地図にも日本人向けとは違ったお店が広告を載せているし、英語で書かれていたりするとますます日本じゃないみたい。そんな冊子をパラパラめくって、普段と違う日本を感じてみるのも面白いものです。

 いつもなら通り過ぎる場所をぶらりと歩く1日は、日常を外れたちょっといい小旅行です。

外国人は日本のどこに魅力を感じている? (C)PIXTA
外国人は日本のどこに魅力を感じている? (C)PIXTA

 さて、以前に欧米のサイトで、パリやニューヨークと並ぶ「世界の人気観光地」としてトップ10入りした日本の場所があります。

 それは、瀬戸内海に浮かぶ小さな島、直島です。