自分の部屋の気に入っているところ、具体的な声は

 気に入っているところについて、具体的な回答を見てみましょう。

表通りに面していて、人通りの少ない道を通らずに帰宅できる(30歳、公務員、接客/住まいの満足度75点、仕事の満足度55点 *以下同様)

公園とおいしいパン屋さんが近くにある(35歳、教育・学習支援、一般事務/住まい70点、仕事50点)

ベランダでハーブを育てて収穫して食べている。日当たりが最高に良いので、部屋がいつでも明るい(39歳、製造、技術職/住まい80点、仕事80点)

大きな郵便局、スーパー、ショッピングモール、ホームセンター、コンビニ複数、銀行など自分の生活に必要なところが近くにある(33歳、医療福祉関係、専門職/住まい80点、仕事90点)

繁華街に住んでいるため、通勤は下り列車を利用している。混雑を避けられるからよい(35歳、医療福祉関連、専門職/住まい75点、仕事80点)

近隣が全員シニア夫婦でとても静か。他の条件はイマイチだけど以前騒音で引っ越したので気に入っている(39歳、サービス、一般事務/住まい70点、仕事80点)

夏場は淀川花火大会が見放題。周辺の物価が安く、必要な食品を購入するのには困らない。イオンやイトーヨーカドーのような大型スーパーはないが、無駄な買い物をしなくていいかも(43歳、建設、一般事務/住まい70点、仕事70点)

共有スペース含め、すべてがきれい! 毎日マンションに入るときれいだなとテンションが上がる。管理、掃除、ごみ捨て場のまとめがしっかりされており、それを担当しているおばちゃんもフレンドリーで優しい(26歳、情報通信・IT、企画/住まい95点、仕事80点)

オーナーさんが1階に住んでるので何かあった時に相談しやすい。また、昔からそこに住んでる方なので地元のことを聞きやすい(33歳、教育・学習支援、受付/住まい90点、仕事80点)

大家さんとアパート住人の仲が良く、季節ごとに集まって大家さんの家や庭でパーティーをします。引っ越して行った元の住人も集まります。熊本地震を経験しましたが、普段から顔見知りだったおかげで、本震後の何度も襲ってくる震度6クラスの余震を暗闇の空き地で車座になって身を寄せ合って乗り切りました。車中泊生活や避難所生活も、近隣住民と一緒に乗り越えられました。私は日中仕事だったので、やっと営業し始めたスーパーには営業時間の都合でなかなか買い物に行けませんでしたが、ご近所さんが私の分まで購入していてくださったり、と感謝してもしきれないほどです。困ったときは助け合い、とても身に染みました(38歳、小売、人事/住まい90点、仕事70点)

 次回からは、読者への取材をお送りします。

あなたなりの「いい部屋」の条件、見つかりましたか? (C) PIXTA
あなたなりの「いい部屋」の条件、見つかりましたか? (C) PIXTA

文/佐々木恵美 写真/PIXTA