営業職に就いている女性と、営業職ではない「営業以外の女性」には、どのような違いがあるのでしょうか。業種・転職・年収・仕事の満足度という4つの切り口で、両者を比較してみます。

【アンケート概要】
◎日経ウーマンオンライン上で読者を対象に実施
◎調査期間:2017年12月19日~2018年1月21日
◎有効回答数:330人(うち、営業職経験者は136人)
◎平均年齢36.7歳、独身58.2%、会社員59.1%

 アンケートの全回答者330人のうち、営業経験のある女性は136人(40.8%)でした。営業職に就いている(就いていたことがある)「営業職女性」と、営業職経験のない「営業職以外の女性」を比較してみましょう。

 まずは、勤務先の業種について聞きました。

営業女子が多い業種は「保険」「金融」

 「営業職の女性」で最も多かった業界は、「製造」の21.3%で、「情報通信・IT」(13.2%)、「サービス」(11.8%)、「保険」(10.3%)と続きます。「営業職以外の女性」でもトップは「製造」(18.6%)で、次いで「医療福祉関連」(16.5%)、「教育・学習支援」(11.3%)、「サービス」(10.8%)でした。二つを比べて5ポイント以上の差があったのは、営業職の女性は、「保険」が約8ポイント、「金融」が約5ポイント高く、営業職以外の女性は「医療福祉関連」が約11ポイント、「教育・学習支援」が6ポイント高いという結果でした。

Q.あなたの勤務先の業種を教えてください。
営業女子 営業以外の女子
製造 21.3% 18.6%
情報通信・IT 13.2% 8.8%
サービス 11.8% 10.8%
保険 10.3% 1.6%
金融 7.4% 2.1%
商社 5.9% 4.1%
建設 2.2% 5.2%
教育・学習支援 5.2% 11.3%
医療福祉関連 5.2% 16.5%
不動産 2.1% 0%
卸売・流通 2.2% 2.6%
小売 1.5% 2.6%
学術研究、技術サービス 0.7% 1.6%
宿泊 0.7% 0.5%
生活関連サービス 0.7% 1%
娯楽 0.7% 0%
公務員 0.7% 4.1%
運輸 0% 1%
その他 8.1% 7.7%

保険や金融業界で営業として活躍する女性が多い (C) PIXTA
保険や金融業界で営業として活躍する女性が多い (C) PIXTA