見積書を受け取る

 (1)のケースは、見積書を受け取ったお礼を伝えたい、受け取ったことを相手に伝えて安心してもらいたい、内容についてはもうしばらく考えたいという気持ちが汲み取れます。それならば以下のような書き換えが可能です。

このたびは、お見積書をお送りいただき
ありがとうございます。

上司に確認をとりまして、
明日の17時までにはご連絡いたします。

引き続きよろしくお願いいたします。

 丁寧さを残しつつ、仕事に期限を設けて前向きに進めています。「お見積書をお送りいただきありがとうございます」という言葉の中に「受け取りました」という意味も含まれているため、書き換え例では「拝受」にかわる言葉は入れていません。あらたに回答期限を明示しています。このメールの受け手は期限まで待ってくれるでしょうし、前に進めていることに感謝するかもしれません。好印象なメールの典型です。

打ち合わせのお礼

 では、(2)のケースはどうでしょうか。営業マンが打ち合わせのお礼を伝えるときに使いそうな一文です。しかし「取り急ぎ」という表現がしっくりきません。以下のように書き換えてみました。

先日は、お忙しいなか打ち合わせの時間を取っていただき
ありがとうございます。

貴社の業績アップに貢献できるように
私も担当として全力を尽くします。

詳細なご提案については、
来週の前半にご連絡いたします。

引き続きよろしくお願いいたします。

 こちらのメールは、相手に対する貢献の気持ちを自分の言葉で具体的に書いています。次の段取りもまとめています。