秋は、旅行やお出掛けにぴったりの爽やかな季節。休みの日には、すてきな「文具店」巡りで、お気に入りの文具を探してみませんか? 後半は、銀座でしか買えないすてきな文具のお店や、一息つきたい隠れ家カフェもご紹介します。

 第45回の「胸きゅんステーショナリー」は、「フムフムすてき文具店さんぽ 後編」をお届けします。前後編に分けて、1日で巡れる銀座にある文具店のおすすめコースをご紹介。後半では大正6年創業の「月光荘画材店」と、レターセットが有名な「G.C.PRESS」にお邪魔して話を伺いました。

◆前編はこちら→週末はすてきな「文具店」を巡る ぶらり銀座散歩

※各店舗の問い合わせ先は文末に記載しています。


銀座の老舗画材店「月光荘」

 前半の「週末はすてきな『文具店』を巡る ぶらり銀座散歩」で銀座・伊東屋に行った後は、そこから約15分ほど歩いたところにある「月光荘」に行ってみませんか? 銀座8丁目に店を構える「月光荘」は、1917年に創業した日本の画材店。1940年に世界の標準色ルリの青「コバルトブルー」の製造技法を発見し、純国産第一号の絵の具を誕生させたことで有名なお店です。

レンガ造りの味わい深い外観

 画材店と聞くと、美大生や芸術家など絵を専門に描く方の利用が多いイメージかもしれませんが、月光荘を利用されるお客様の年齢層は20代~80代と幅広いのが特徴。最近は、仕事帰りに一人でふらっと買い物を楽しむ女性も多いそうです。

広報を務める 後藤麻衣子さん

 月光荘のスタッフ後藤麻衣子さんに、お店や商品について詳しく話を伺いました。月光荘は絵の具・筆・パレット・スケッチブックなど、店内にあるすべての商品をオリジナルで製造販売しています。ここでしか買えない商品ばかりなので、海外のお客様も多く訪れるんだそう。

絵の具が色図鑑のように並んでいます

 2017年に開業100周年を迎え、リニューアルオープン。「世界で一番おいしそうな画材店」をテーマに、ヨーロッパのデリカテッセンをイメージしたオシャレで買い物を楽しみやすいディスプレーの店内に生まれ変わりました。

引き出しの中には、色とりどりの絵の具がたくさん

 バスケットに入れて買い物ができるなんて、まるで外国のマルシェのよう。油絵・透明水彩・ガッシュなど描きたい画風に合わせた絵の具があり、絵が苦手な方や新しくチャレンジしたい方向けに、入門セットや絵画教室などサポートも充実しています。

画材以外の月光荘オリジナルアイテムも豊富

根強いファンが多い月光荘のスケッチブック

スケッチブックはカラフルな6色展開。サイズは0F~8Fと豊富で、紙の厚みも特アツ・アツ・ウス・ウス点の4種類から選べます。やまぐちは月光荘のスケッチブックを10年以上愛用しており、普段の仕事のメモやアイデアなど、とにかく思い付いたことのメモに使っています。

今でも1枚づつ手刷りで印刷されているそう

 月光荘では絵に短い詩を添えた「ユーモアカード」と呼ばれるハガキが人気です。100種類以上あり、心に響いたものを買って帰る方も多いんだとか。印刷は一枚一枚手刷りで作っているそうです。

ホルンのマークの色や大きさは1点1点違います

 画材だけでなく、カメラや財布などを収納して、ちょっとしたお出掛けにも使えるオリジナルバッグ。軽くて丈夫な帆布やデニムなどの布素材でできています。ホルンのマークは、職人さんの手元にあるさまざまな革を選んで縫い付けているそうで、まさに運命の出会い、1点モノです。