一歩進んでイラストを描いてみよう
それではいよいよイラストを描いていきましょう。まずは「四角」を使った簡単なイラストです。どれも3ステップで簡単に描けますよ。今回は、線は「シグノ」、色は「マイルドライナー」を使って描いています。
簡単度★★★ 「四角」ベース
今回は「手紙」「贈り物」「ノート」を描きました。基本的には「四角」がベースになっています。
1、手紙……横長の四角を書き、開け口のベロを付けます。ハートマークなどでシールなどを付けてもかわいくなりますよ。
2、贈り物……正方形を書き、真ん中にリボンの線を引きます。リボンをクロスさせたり贈り物の大きさを変えてもOK。
3、ノート……縦長の四角を書きます。リング部分は横線を等間隔に引くか、くるくるさせてもかわいいですね。
簡単度★★ 「四角」と「三角」の組み合わせ
次は「家」「ペン」「ケーキ」を描きました。基本的に「四角」と「三角」の組み合わせになっています。
1、家……正方形の四角の上に三角を書きます。ドアを付けたり、屋根をアレンジしてもかわいいですよ。
2、ペン……細い長方形がペンの持ち手で、三角がペン先になります。長さや角度を変えても〇
3、ケーキ……横長の四角の上に、ちょっとゆがんだ三角を書きます。横線を引けばミルクレープ。イチゴをのせればショートケーキに。
簡単度★ 「丸」を使おう
最後は「時計」「飲み物」「ハサミ」を描きました。基本的に「丸」を使っていますが、丸は意外と難しいので方眼紙などで目安をつけると描きやすいです。
1、時計……丸を二重書き、好きな時間に秒針の線を引きましょう。時計はスケジュールの時間メモなどに使いやすいイラストです。
2、飲み物……楕円を書き、気持ち台形を下に加えます。持ち手は付けても付けなくてもOK。底は台形でも丸くしてティーカップにしてもかわいいですよ。
3、ハサミ……丸を二つ横に書き、半円を二つ付けると完成です。切り取り線などのマークにも使えます。
バレットジャーナルにも使えるフレーム
バレットジャーナルや手帳のメモスペース。少し空いてしまうと味気ないですよね。そんなときに使えるのがフレームです。区切りとして使えます。
フレームも先ほどと同じように、記号の組み合わせで描きました。スペースのサイズに合わせて大きさを変えたり、アレンジしてもOK。個人的には吹き出しをよく使うので、もこもこや角丸などちょっとした工夫を加えると手帳が見やすくなりますよ。
フレームのイラストを描くのに自信がない方は、定規で枠を引いてタイトル部分に色を付けるだけでも見やすさがグッと変わります。フレームのカラーは「マイルドライナー」で付けました。色別にメモの種類を分けたり、1・2色だけでシックにまとめてもオシャレになりますよ。
まずは「手軽」に「楽しい」が一番
初の「イラスト講座」いかがでしたでしょうか? 私自身、美術大学の入試はデッサンだったため、予備校でひたすら絵を描いていた記憶があります。いきなり難しいものにトライしたり、人の絵と比べると心が折れてしまい、スランプになったこともしばしば……。とにかく絵は楽しく描くのが一番です。
手帳やノートに書くイラストをきれいに見せるポイントは「図形の大きさや形がそろっている」こと。今回は記号をベースに組み合わせるだけで簡単に描けるイラストを考えてみました。ぜひ気軽にお茶でも飲みながら、手帳タイムにちょこっと挑戦してみてくださいね。
文・写真/やまぐちまきこ
記事一覧ページはこちら ⇒ 【胸きゅんステーショナリー】