3月8日は国際女性デー。苦難を乗り越え、権利を勝ち取ってきた女性をたたえる日として、1975年に国連で定められた記念日です。日経ウーマンオンラインでは、特集「女性に生まれて、よかった?」と題して、各分野で輝く女性たちにインタビュー。第4弾は、25年も続いている「週刊文春」の連載「阿川佐和子のこの人に会いたい」や、トーク番組「サワコの朝」(TBS系)で多種多様な方に話を聞いて貴重な言葉を引き出す「聞く力」の達人、そして昨年には結婚もされた阿川佐和子さん。アラサー女性の分析に長けている稲田豊史さんが、阿川さんに気になることを次々に質問、笑いがたくさん詰まった本音のメッセージをいただきました。

「サワコの朝」(TBS系)での阿川佐和子さん。各界で活躍するゲストを迎え、聞く力を発揮する姿は、働く女性のお手本だ 写真/毎日放送

稲田さん(以下、――)今日はさまざまな不安を抱えながら働いている女性の生き方について、働き女子の大先輩である阿川さんにご指南いただきたいと思っています。

阿川さん(以下、敬称略) 皆さん、好きに生きていってください(笑)。読者の皆さんはお仕事をされているの?

――はい、みんな働く女性です。

阿川 すごい時代になったね。

――阿川さんこそ、ずっとお仕事されてるじゃないですか。

阿川 する気はなかったんですよ。仕事を始めてからも、しばらくは専業主婦願望が強かったから。でも、もう子どもは産めないなと思い始めた30代後半くらいから、仕事を続けるのはやっぱり大事なことだなって。「この先もし結婚するにしても、仕事を一切やるなと命令する旦那だったら困る」という気持ちに変わっていきました。

――そのお仕事の中では、「聞き手」としての阿川さんの印象が強いです。25年も続いている「週刊文春」の連載や、トーク番組では、多種多様な方にお話を聞いて貴重な言葉を引き出されていますよね。それらのご経験から、多くの女性が苦労している男性上長とのコミュニケーション、「難しいおじさんの転がし方」を教えていただけないでしょうか。

阿川 転がしてませんよ(笑)。それに、まず申し上げておきたいんですが、私が人に話を聞くのは別に天性のものでもなんでもなくてね。そういうことが得意だとか、「これは天職だ!」なんて思ったこと一度もないんです。インタビューが好きかと聞かれたら、あんまり好きじゃない。

――それは意外です。