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 こんにちは。ファイナンシャルプランナーの加藤梨里です。

 前回の「シングル女性は医療保険に入るべき?」では、働く女性の方からのご相談の一例を通して、シングル女性の「保険」についてお話しました。

 第6回の今回は、シングル女性の「転職」について考えていきたいと思います。

転職のために会社を辞めたいが……

ファイナンシャルプランナー(CFP認定者) 加藤梨里
保険会社、銀行、FP会社を経て独立開業。家計、保険などお金のセミナー、執筆、相談を行う。働く女性のライフプランと健康にも関心があり、慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科特任助教も務める

 先日、厚生労働省が3月の有効求人倍率を発表しました。前月比(季節調整値)0.02ポイント上昇の1.30倍と、1991年12月の1.31倍以来、約24年ぶりの高水準となりました。2015年度平均の有効求人倍率も1.23倍と高水準でした。雇用環境の改善が続き、転職を考えている人にも追い風になっています。

 不動産会社で働くFさん33歳もそのひとり。新卒で入社以来10年が過ぎ、キャリアアップのために転職を考えています。今の仕事に不満はないものの、業務にマンネリを感じていることや、一般的に転職のリミットといわれる35歳を目前にして、転職を考え始めました。

 しかし、今の仕事は残業が多く、帰宅はいつも21時過ぎのため、転職活動もままなりません。帰宅後に転職サイトを眺めたり、登録したエージェントからのメールを見たりするのが日課になっていますが、それ以上の活動はできないでいます。

 そこで、一度退職して転職活動をしようかと思っています。ただ、収入がストップするのは不安です。「貯蓄があれば次の仕事が見つかるまで大丈夫かどうか?」と、私のところに相談に訪れました。