早帰りを目指すなら、退社時間を手帳に書こう!

 もう一つ、手帳を使い倒す習慣としてオススメしたいのは、退社時間を書き込むことです。

退社予定時間を書けばペース配分に利用可能

 残業で遅くまで居残りなんて、誰しも避けたいもの。仕事に集中し過ぎたり、ついダラダラしたりで残業に突入することが多いなら、退社予定時間を決めて手帳に書いておくとよいでしょう。これもたびたび目にすることで、仕事のペースをコントロールする助けとなるはず。バーチカルタイプの手帳を使っているなら、退社予定時間に線を引き、線の上にオン、線の下にオフのTo Doを書くのがオススメです。

 なお、開いたまま置くのに抵抗がある場合は、見られたくないことやプライベートの予定を付箋やしおりで隠すといいですよ。

見られたくないプライベートの予定は付箋で隠し、退社予定時間に線を引くとデッドラインが明確!
見られたくないプライベートの予定は付箋で隠し、退社予定時間に線を引くとデッドラインが明確!

実際の退社時間を書いて振り返りに

 早帰りを目標にするなら、退社予定時間だけでなく、実際に退社した時間もメモっておきましょう。ちょうどいいのは、意外と活用しないイヤープランのページ。ここに書いた上で振り返りの習慣を付ければ、早く帰れなかった日の原因や対策を考え、次につなげることができます。

実際の退社時間はイヤープランで管理。見返すこともできて便利
実際の退社時間はイヤープランで管理。見返すこともできて便利
隅々まで使い倒す手帳習慣のポイント

◆予定を書いたら何度も見返すこと
◆デスクにいるときは目に入るよう開いておく
◆ブックエンドに立てておくと便利
◆早帰りを目指すなら、退社時間の予定と現実を書く

やる子 「おお、確かに! たびたび目にしていると、いつの間にか覚えてたりしますもんね。そういえば、すずまり姉さんが、赤いブックスタンドに立てているのも思い出しました。いつも『開きっぱなしで見えちゃっていいのかな』って思ってたんですが、そんな効果があったとは」

すずまり姉さん 「あらやだ。エッチ、見ないでよ」

やる子 「いやいや、見せているのは姉さんですから……」

すずまり姉さん 「とかいって、今日のやる子、ちょっと違うわね。珍しくスカートだし。似合ってるわよ」

やる子 「ありがとうございます。今年はちょっとフェミニン路線で行こうかと。でも、足首がしっかりしてるから、あまり見せたくないんですけどね……」

すずまり姉さん 「あ、やる子も『サリーちゃん脚』(編集部注:マンガのサリーちゃんのように、足首が引き締まっていない足のこと)でお悩み? 私もなのよ。全くイヤになっちゃう」

やる子 「ちょっとちょっと、サリーちゃん足? って何ですか?」

すずまり姉さん 「……やる子が挑発的で目がテン。マンモスかなピー(TT)」

 相変わらずの掛け合いを見せる二人ですが、ウーマン社への企画書は間に合ったのでしょうか? それは神のみぞ知る……といったところで、次回もすずまり流・手帳術をお届けします。乞うご期待!

文/石川由紀子 キャラクターイラスト/小迎裕美子 写真/PIXTA